22 (ディノside) ページ23
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DN side
その日初めて見ただけなのに先輩のことが忘れられないしすごく気分が高揚していた。
もらったお菓子には綺麗な字で、『聞いてくれてありがとう!よかったら入部体験きてね!」とメッセージが書いてあった。
そのお菓子は食べれるわけもなく、今もまだ取っておいてあるなんてことは誰にも言えないけど()
あれだけダンス部の入部しか考えていなかったのに、あの楽器はなんていうのかな、僕も弾いてみたいって気持ちが強くなるし、なによりあの先輩と同じ部活に入りたいなんて
浅はかな理由で軽音楽部の入部を決めたんだっけ。
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dn「先輩まだいるかな…」
色々と回っていたせいで、先輩のもとに行くのが遅くなってしまった。
『お、アリスの人いるじゃん、どっちがA先輩?』
2-Eクラスの前に着くなり、友達が入り口から覗き込みながら聞いてくる。
僕もクラスを覗いてみると、ハンソル先輩とスングァン先輩の姿が見えて、2人に隠れていて顔は見えないけれどそばにはアリスコスチュームの人が2人。
きっとリア先輩とA先輩だと思って声をかけようとすると
ハンソル先輩が振り返って僕に気づいてくれた。
vn「おっ!ディノー!」
すると、ハンソル先輩の影からA先輩が顔を出して
「あっ、ディノくん!」
と手を振ってくれる。
…どうしよう、可愛すぎる
少し短めのスカートに髪をゆるく巻いていて、いつもと見慣れないA先輩は想像以上にかわいかった。
dn「先輩、すっごい可愛いです…!!!」
素直に気持ちを伝えると
頬を少し赤らめながらも、そんなことないよ〜と言うA先輩。
sg「A照れてるぅ、かわいいねぇ」
なんてスングァン先輩がおちょくっている。
vn「写真、撮ろっか?」
隣にいたハンソル先輩の一言に写真を撮ることを思い出す。
dn「お願いします!!」
__A先輩の隣に並ぶのは初めてで、少し緊張してしまっていたせいか、不自然な笑顔になっていたようで
vn「ふふっ、ディノ、緊張してる?笑」
ハンソル先輩に指摘されて、無性に恥ずかしくなった。
「えっ緊張してるの?!そんな緊張しないで大丈夫だよ〜!」
そう言いながらA先輩が僕の方を見るから、ちょっと心臓の音がはやくなる。
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作者名:ぱぷめろ。 | 作成日時:2021年12月9日 1時