21 (ディノside) ページ22
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DN side
dn「A先輩がアリスってさぁ、もう想像しただけで可愛すぎるよね、、、どうしよう、、」
『あ〜お前の推しの先輩だっけ?』
A先輩がアリスコスチュームをすると聞いてすごくワクワクしてしまっている自分がいて
ステージ発表のあと、一緒に回っていた友達にもついついテンションが上がりながら話をしてしまう。
_入学当時は、まさか自分が軽音楽部に入るなんて思っていなかったし、しかも女の先輩に憧れをもつとも思っていなかった。
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(新歓に遡る…)
ダンス部に入ろうと思いながら新歓のステージ発表を見ていた時、軽音楽部の発表が始まった。
ステージ最前の端あたりでみていた僕。
最初は幕が下がっていて、幕の後ろからはそれぞれの楽器の音が聞こえて来る。1番近くで聞こえたのが低い音だった。
カッカッと音がしたと思えば、低音の音だけが響き渡りステージの幕が上がり始めた。
この低音がベースの音だとかこの時の僕はまだ何も知らなくて、でも聞こえてくるこの音にすごく惹かれてしまった。
こんなかっこいい音を奏でているのは誰なんだろうと思っていると徐々に見えてくる演奏者の姿に釘付けになってしまった。
dn「え…」
見えてきた低音を奏でていた人は女の先輩で、演奏する手元を見れば綺麗な指が絶えず動いていた。
…カッコいい
ただそう思った。
気付けば先輩だけを見ていて、先輩が隣で演奏する人と目を合わせたと思えば、真剣だった表情が崩れて優しそうな笑顔になる。
……ギャップ萌えってこういうことをいうんだろうなと初めてその意味を実感した。
曲が終わると、隠されていたお菓子をステージ上の先輩たちが投げたり手渡したりしていた。
僕はというと先輩をずっと見ていたせいで、先輩と思わず目があってしまい
先輩が近づいてきたと思えば、
優しい笑顔を向けながらお菓子を手渡してくれた。
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作者名:ぱぷめろ。 | 作成日時:2021年12月9日 1時