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ステージ発表が無事終了し、部室へ楽器やアンプを運び終える。
hs「文化祭後にまた集合するから、今はとりあえず解散で大丈夫です!みんなお疲れ様!」
スニョン先輩の一言で、部員たちがゆるゆると解散していく。
「ハンソラ、スニョン先輩と写真撮りに行こ!」
ステージ後のこの時間は、写真を撮れる時間でもあり、この後すぐに予定がない子たちは大体残って写真を撮っている。
「スニョン先輩…!写真撮りましょう!」
hs「うん、!」
Aがスマホを構えていて、その中に僕とスニョン先輩が収まろうとすると、身長的にどうしても僕たちの体勢がつらくなる。
Aは僕たちに無理させない体勢で撮ろうとスマホの位置を色々と試して動かしていたけど
僕が撮ればいいんじゃないか?と思い
Aがスマホを持つ手に、自分の手を重ねた。
vn「僕が撮るよ」
「…わっ、うん、ありがとう」
僕がスマホを構え、真ん中にA、その隣にスニョン先輩という並びで写真を撮った。
hs「次、俺の携帯でも撮っていい?!」
スニョン先輩が自分のカメラを構え、また写真を撮る。
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hs「じゃあ次ハンソラー!ツーショタイム〜!」
僕の名前を呼ぶと同時に肩を組んでくるスニョン先輩。
撮り終わった写真を見て、僕の顔を拡大したかと思えば
hs「ハンソルはほんとにイケメンだよなぁ、、俺と顔交換しよ?!」
なんて、冗談を言う。
vn「いいですよ?笑」
冗談で返せば、スニョン先輩は
「さすがは俺の後輩!ハンソラ〜新しい顔よ〜!」と自分の顔を某有名アニメのように僕に投げる仕草をした。
隣で僕たちのやり取りを見ていたAはクスクスと笑っている。
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hs「‥じゃ、次はA、ツーショタイムのお時間でーす!」
今度はAの肩に手を回し、カメラに収まるようにスニョン先輩は引き寄せた。
普段スニョン先輩からAにスキンシップを取ることはなかったからAはちょっとビックリしているし、僕もちょっと驚いた。
と同時に少しの胸のザワっとした感覚。
「はいチーズ!」と写真を撮った後、すぐに離れると、僕ら2人の前に立ち
hs「俺、Aのベース弾く姿、すっげえ好きだから、これからも頑張って!
ハンソルのベース弾く姿はカッコ良さが増し増しで大好きだし、ベースは2人に任せたっ!ありがとう!」
と、スニョン先輩は笑った。
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作者名:ぱぷめろ。 | 作成日時:2021年12月9日 1時