検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:3,134 hit

15(you side) ページ16

___





you side




〜〜♪♪



ベースをステージ裏に置き、ハンソルの演奏を見るためにまたステージ前へと向かった。
 


ステージを見ているユアちゃんの側に行くと、「…先輩!カッコ良かったです…!」と伝えてくれた。



ユアちゃんは"ハンソル先輩"と書かれたボードを手にしている。



「これ、ハンソルに気付いてもらわないとね…!」



後輩ちゃんたちが作ってくれたボードには一人一人の気持ちが込められていることがよく伝わってきて、こんな私にまで作ってくれたことに感謝でいっぱいの気持ちになる。



ステージ上からハンソルに気付いてもらってユアちゃんにも良い思い出つくってあげたい…!



そんな気持ちで、またペンライトをボードに向けて気付いてくれアピールをする。



ハンソルは演奏しているときあまり観客のことは見ない派で、どちらかといえばメンバーと目を合わせたり1人で集中していることが多かったりする。



「…あっ、そうだユアちゃん、私後ろから動画撮っててもいい?」



yua「…?はい、大丈夫ですよ!」
 


ユアちゃんは頭にハテナを浮かべながらも、またステージ上のハンソルに釘付けになっていた。
 


さっき、ディノくんの後ろで動画を撮っていたハンソルを思い出して

私もユアちゃんとステージ上のハンソルがスマホの画面に収まる位置に移動して、スタートボタンを押した。



ハンソルが演奏してる曲には途中、少しだけベースを弾かない時間がある。



そこが狙い目かな?と思ってみていたら



ハンソルはボードを持つユアちゃんに気付き、少し口角を上げたかと思えば、



見えてるよと合図するようにユアちゃんに向かって指さしをしたあと、手でグーっとポーズをとった。



「ぐっ…カッコいい……」



スマートすぎて私まで思わず声に出してしまった。(ちなみに動画に声が入っていて後でいじられることになる。)



なんかキョロキョロしてるなぁなんて思ってたら、パチっとハンソルと目が合って



なぜか、私にまで指さしをしてきた。








…なんかアイドルのファンになった気分だ。




あとでユアちゃんと喜びを分かち合おう。

16→←14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , バーノン , セブチ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱぷめろ。 | 作成日時:2021年12月9日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。