とあるモブ隊員の日常2【鬼滅の刃】

59話　須磨さんの行方 ページ10

炭治郎「あの…須磨花魁は足抜けしたんですか？」
鯉夏「！どうしてそんなことを聞くんだい？」

まずいな
警戒されてる
炭治郎は須磨さんのことを無事に聞き出せるかなぁ(他人事)

炭治郎「ええと…須磨花魁は、私の…私の…


姉なんです」
貴方『ひぇっ』

炭治郎の顔が異常すぎて思わず悲鳴をあげた私は絶対に悪くない
え？これ演技？
だとしたらその顔で何を聞き出せるんだよ

鯉夏「姉さんに続いてあなたも遊郭に売られてきたの？」
炭治郎「は…はい。姉とはずっと手紙のやり取りをしていましたが、足抜けするような人ではないはずで…」
鯉夏「そうだったの…」

いや全然違います
私たちは音柱の嫁さん探しにこき使われてるだけです←言い方

鯉夏「確かに私も、須磨ちゃんが足抜けするとは思えなかった。しっかりした子だったもの。男の人にのぼせている素振りもなかったのに。だけど日記が見つかっていて…。それには足抜けするって書いてあったそうなの。捕まったという話も聞かないから、逃げ切れていればいいんだけど…」

足抜け…か
これ、鬼にとってはとっても都合がいいことだよね
だって人がいなくなっても、遊郭から逃げたって思われるだけだもの

そう考えていくと、たぶん鯉夏さんの話に出てきた"日記"は偽装なんだろう

どうか、無事でいてほしいな…
須磨さん…
必ず助け出すから…




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