とあるモブ隊員の日常2【鬼滅の刃】

76話　私は素敵で素晴らしくて綺麗で優しい先輩 ページ27

堕姫「アハハハ！だんだん動きが鈍くなってきてるわね。誰が最初に潰れるのかしら！」

私かな！
悲しいことに、この中では一番私が弱いからね
これは後輩が凄すぎるだけで私が弱すぎる訳じゃ…誰に言い訳してんだろ

炭治郎「この鬼の頚は柔らかすぎて斬れない！相当な速度か、もしくは複数の方向から斬らなくちゃ駄目だ！」

複数の方向…

貴方『猪くんが適任だn 伊之助「複数の方向なら二刀流の俺に任せておけ！4人なら勝てるぜぇぇい！」 …人の貴重な台詞の場面奪うのやめようか』
炭治郎「わかった！善逸、伊之助を守ろう」
貴方『え、無視？？？』

まぁ私は素敵で素晴らしくて綺麗で優しい先輩ですから？勿論、猪くんを守りますけど？？

貴方『水の呼吸 肆ノ型 打ち潮』

そう呟いて、猪くんの周りの帯をぶった斬る
防御を一切せずに突き進んだ猪くんが、陸ノ牙…牙？の乱杭咬みというやつで堕姫さんの頚を斬った

スゲー
ノコギリみたいにして斬ってた
猪くんスゲー！(2回目)

伊之助「頚、頚、頚！くっつけらんねぇように、持って遠くへ走るぞ！」
貴方『おうよ！』

猪くんが堕姫さんの頚を持って逃げ回るらしい
うげぇ、仮にも鬼とは言え生首掴んで走り回れるか…？

貴方『音柱のほう加勢するか』
炭治郎「そうです…ね……伊之助？」
貴方『どしたの炭治郎？』

ぽかーんとした間抜け面を惜しげもなく晒した炭治郎
不思議に思って、彼の目線を追うと

貴方『！猪くん！？』
炭治郎「伊之助ーッ！！」

猪くんが、兄鬼に刺されていた
暗くてよく見えなかったけど…あれ、心臓の辺りだよね…
え、ヤバくね？

っていうか、何であの鬼がこっちに？
音柱が相手してたはず…
音柱は？

キョロキョロと音柱を探している私の視界に、炭治郎のほうに向かっている帯が見えた

貴方『炭治郎！』

咄嗟に炭治郎をタンポポくんと助けようとすると、後ろから首根っこを掴まれた
え、誰！？

その一瞬の隙に、瓦礫に飲み込まれたタンポポくん
…助けられなくてマジでゴメン

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