61話 階級を示せ ページ12
音柱が私たち…というより、主に私に呆れと憐れみの目を向けて消え去ったあと
炭治郎はしょんぼりして話し出した
炭治郎「俺たちが1番下の階級だから、信用してもらえなかったのかな…」
伊之助「俺たちの階級"庚"だぞ。もう上がってる。下から4番目」
「『えっ?』」
「階級を示せ」と猪くんが言うと、手の甲に庚の文字が浮かび上がった
…待って待って。嘘でしょ?
もう私の階級にまで上がってきたの!?
炭治郎「何それ…」
貴方『それわかる。私も鬼殺隊入ったばかりの頃、これが面白くて毎日やってた』
炭治郎「でも、全然階級が上がらないことに悲しくなって止めたんですね」
貴方『え、何で知ってるの?』
炭治郎「桐さんならそうしそうだなぁと想像して言っただけです」
つまり適当に言ったら当たったってわけか
貴方『にしても凄いね。もう私と階級同じだよ』
伊之助「そうなのか?」
貴方『うん。階級を示せ』
そう呟いて右手の甲(左手は炭治郎と繋いでるため)を見ると…
貴方『待て待て。何で私、庚じゃなくて戊なの?』
炭治郎「桐さん凄いですね…!俺も負けません!」
貴方『多分キミの方が強いから大丈夫だよ』
あと数ヶ月後には抜かれてる自信がある()
炭治郎「あ、そうだ。こんな場合じゃないんだ。夜になったらすぐに伊之助のいる荻本屋へ行く。それまで待っててくれ。1人で動くのは危ない。今日で俺のいる店も調べ終わるから」
伊之助「何でだよ!俺のトコに鬼がいるって言ってんだから、今から来いっつーの!頭悪いな、テメェはホントに!」
炭治郎と猪くんの言い争いに、「うるっさい…」と何処かの店の女性がキレてた
だから『すみません…』って屋根から謝ったら、悲鳴を上げてすごい勢いで窓閉められた
何で…???(自覚なし)
炭治郎「あの、桐さん。話が終わったので帰りましょう」
貴方『りょーかい。猪くんも頑張ってね』
伊之助「当たり前だろ!」
後日、遊郭では"屋根から聞こえる謎の声"という怪談が流行ったとか流行らなかったとか…
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パカッポ - 面白かったです。もう更新はしないのですか? (6月12日 17時) (レス) @page45 id: da8270a4ae (このIDを非表示/違反報告)
アルミカ - 面白いです。更新頑張ってください! (2022年7月20日 15時) (レス) id: 95f36b5815 (このIDを非表示/違反報告)
アルミカ - 面白いです。更新頑張ってください! (2022年7月20日 15時) (レス) id: 95f36b5815 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 最初は私も思ったけど良く考えたら誰でも屋根から話しかけられたら驚わってなった (2022年1月21日 13時) (レス) @page12 id: 6329fbc5cb (このIDを非表示/違反報告)
らら - おもしろおです!!更新待ってます! (2022年1月6日 17時) (レス) @page45 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち食べたい | 作成日時:2021年1月9日 15時