真実８３ ページ34
満｢俺だって分からない！
･･････分からないんだよ･･････｣
進｢気のせいだ！ただ疲れてるだけだろ？
･･････違う、あれは･･････｣
もしかして･･････
『進、もしかして見･･････』
進｢うるせぇ
･･････もう行く｣
そう言うと進は部屋から出ていこうとする
が、それを満は呼び止めた
満｢･･････お前、昔から俺が記憶を思い出さないことによくイラついてたよな？
何、知ってるんだよ？｣
進｢･･････知らないから、お前に聞いてたんだよ
･･････何も知らないから｣
進はそう呟くと、ドアを開け、部屋から出て行ってしまった
残された私達は沈黙に包まれる
満｢じゃあ何で、今、聞かないんだよ･･････
お前も俺と同じで逃げてるじゃないか･･････｣
『満･･････』
翔くん･･････
一体君に、何があったの？
『････････････』
さっき、私の知らない満と進がいた
進のあんな表情、見たことない
何かを知りたくないみたいな、認めたくないような顔してた
満｢････････････｣
満だって、怒鳴るなんてないし･･････
それに･･････
私の記憶の中にしかいない翔くんは、笑顔だった
でも二人が知ってる翔くんは、私、知らない･･････
『何も･･････知らなかった･･････』
知らないことが、こんなにも怖いなんて･･････
嫌だ･･････嫌だ嫌だ！
なんだか、皆が私から遠退いてく気がする･･････
･･････何か、悪いのが私に近付いてる気がする
一体、私に何が起きるの？
考えても無駄だって分かってるから、私はこのことを考えるのをやめた
皆が心配しないように、とりあえず、私は笑っていよう
『･･････････････････』
多分それが、今私が唯一できることだと思う
･･････多分
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怜(プロフ) - とても面白く、楽しく読ませてもらってます！この作品で響也が凄く好きになりました！更新楽しみにしてます！ (2018年12月21日 19時) (
レス) id: 3e37f82398 (このIDを非表示/違反報告)
冷威 - 続き楽しみにしてます！できれば進のお話も書いていただきたいです！！ (2018年2月21日 22時) (レス) id: ebe1904be3 (このIDを非表示/違反報告)
も - 続き楽しみにしてます(´；ω；｀) (2017年10月20日 8時) (レス) id: 6b839513d1 (このIDを非表示/違反報告)
なるる - 更新楽しみにいています。 (2017年5月28日 15時) (レス) id: 15856595d8 (このIDを非表示/違反報告)
む - 次の更新楽しみにしてます！ (2017年5月6日 21時) (レス) id: 5edc79cf29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｍみ | 作成日時：2016年4月23日 15時
