8 骨が来た ページ3
そんな生活を繰り返していた頃...
私のもとに誰かが現れた。
『...骨か...』
「骨か...とはなんだ。」
『逆になんだと思います?』
「ほう?聞き返してくるか...」
『...あなたの名は?』
「"ナイトメア"と名乗っておこうか。」
『聞いたことないですね...』
「まぁ他のAUから来てるからな。」
『でしょうね。予想が当たりました。』
ナイトメア...悪夢...
こいつはさっきから嫌なオーラを放っている。
特段嫌という訳ではないが...
心の何処かで拒んでいるのを感じる。
『それで?私に用件があるのでしょう?』
「...俺の世界に来い。」
『お断りさせていただきます。』
「何故だ?こっちの方が敵は居るぞ?」
『世界観を気に入ってるからです。』
それは嘘...
本当は面倒事に巻き込まれたくないだけ。
私は私の生き方をしたいだけだから。
「嘘つくんじゃねぇよ。」
『...じゃあ心を読んでくださいよ。』
「お前変わってるな...気に入った。」
『...行くつもりはありませんからね。』
行きたくないというのは本当だ。
ここの方が静かに暮らせるし...
でも強い奴は居ないな...
「まぁ今は決めなくて良いさ。」
『そうですか。後回しにさせていただきます。』
「...ゆっくり考えると良い。じゃあな。」
あの言い方からするとまた来るんだろう。
今日の夜にでも、考えてみるとしよう。
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