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そして、ついに放課後_
僕らは、手紙の通り体育館裏に来た。
シチーには何があってもいいように、死角に隠れてもらう。
凄く緊張してきた。
落ち着け、落ち着け…
きっと、ゴールドシップが僕と話したいだけに決まってる。
そういうウマ娘や人間に何度も遭遇してきたから、何となく勘で分かる。
『すぅ──はぁ─』
深呼吸をした。
その時だった。
『えぇえ!?何これ!?』
突如僕の視界が真っ暗になった。
『ちょ、ちょっと、シチー!!』
「ごめん、A…」
『シチ───!!!』
僕は上から落ちてきたものに包まれたまま。
近くから足音がする…あれ。
足が、浮いた…?
『つ、連れていかれてる…?』
嘘ぉぉおお!?
ガチャ。
少し連れ回された後、そんな音がした。
きっとどこかの部屋だ。
寮の部屋だったら嬉しいな。
体勢が元に戻る。
足が床に着いた。
足が床に着いた音からして寮の部屋では無いと確信した。
被せられたものが取られて、一気に視界が明るくなる。
そのせいで目がぼやっとなった。
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作者名:わびさび 茄子 | 作成日時:2022年4月26日 18時