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3R ページ4

そして、ついに放課後_




僕らは、手紙の通り体育館裏に来た。




シチーには何があってもいいように、死角に隠れてもらう。
凄く緊張してきた。




落ち着け、落ち着け…
きっと、ゴールドシップが僕と話したいだけに決まってる。




そういうウマ娘や人間に何度も遭遇してきたから、何となく勘で分かる。




『すぅ──はぁ─』




深呼吸をした。




その時だった。




『えぇえ!?何これ!?』




突如僕の視界が真っ暗になった。




『ちょ、ちょっと、シチー!!』



「ごめん、A…」



『シチ───!!!』




僕は上から落ちてきたものに包まれたまま。




近くから足音がする…あれ。
足が、浮いた…?




『つ、連れていかれてる…?』




嘘ぉぉおお!?







ガチャ。
少し連れ回された後、そんな音がした。




きっとどこかの部屋だ。
寮の部屋だったら嬉しいな。




体勢が元に戻る。
足が床に着いた。




足が床に着いた音からして寮の部屋では無いと確信した。




被せられたものが取られて、一気に視界が明るくなる。
そのせいで目がぼやっとなった。

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作者名:わびさび 茄子 | 作成日時:2022年4月26日 18時

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