ボロボロ少女は優しい子2

83話 ページ39

「……」

「…………すいません」

「えっ?!いや!こちらこそすみません!!」

『まだ間に合うよ……多分…』

「はい…」

私達はあの後日
入間ももとに戻り安心していた
しかし
カルエゴ先生に学期末に座学のテストがある事を知らされ放課後に師団室で勉強をしている
入間は勉強が苦手だって言っていたので
取り敢えず力試しにテストをやらせてみたけど……

５点２点３点０点６点

500点中……12点

流石にこれは…
と、ここで冒頭に戻る
クララよりかなり下だなぁ…

まぁ…頑張れば誰だって…

ガチャ

ん?

「我、参上!」

突然ドアを開けて入ってきたのは
……えっと…

あ、シネル先輩だ

「今日からここで世話になるでござる!よろしく同志!…はっ!!やっぱりルキナくんがいるなり！はあァァ！尊い！」

先輩いっつもこうだけどどうしたんだろう…
まだ前の私だと思ってるのかな…

カシャカシャと聞こえるシャッター音を無視して入間の方を向くと
アメリ会長から電話がかかってきたようで

「シネルはそっちに行ったか？」

「はい…」

「…すまないが決定事項だ、シネルには生徒会の業務は荷が重い、そこで，私の目の届く所に行かせようと思ったのだ
……が、ルキナに何か危害が及んだ場合は言ってくれ、連れ戻して即刻強制生徒会業務100倍コースだ」

「は、はぁ…」

わぁ…漢字が沢山…
まぁ3年生は居なかったし
ありがたいと言えばありがたいのかな

「そんな訳で何卒よしなに…

「「帰れ!!」」

「せっかく四人でまとまってたのに！」

「おい!ルイを盗撮するなぁ！！」

また賑やかになったなぁ……

ーーーーーー

「…そういえばルイちゃんは勉強得意なの?」

『うーん……テストとかした事無いな…』

入試とか受けられなかったし…

「ルイルイもこれやって見れば？」

そう言って差し出されたのはクララと入間がやった力試しのテスト
あ、これがあったか…

取り敢えずやってみることに

ーーーーー

結果

84点80点98点90点86点

500点満点中……438点

「「おお〜！」」

「凄いね!」

「ルイルイ凄ーい!!」

『ううん……アスモデウスに比べたら全然…』

アスモデウスは主席だしね…
流石に敵わない
私も皆と同じで座学より実技の方が好きなんだなぁ

こう考えると……

((入間はかなり危ない))

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