73話(バラム視点) ページ28
(バラム視点)
………良し
この状態をマイナスじゃなくてプラスに考えよう
と言っても………うーん……
そうだ!
今のルキナちゃんじゃないと聞けない事とか!
僕もルキナちゃんの事もっと知りたいし……
う〜ん
好きな食べ物?
いや、普段のルキナちゃんでも答えてくれるか…
聞きづらいこととか………えっと……
あ
いや…いくらなんでも……
でもなぁ………
この時を逃したら、いつまで経っても聞けない気がする
少しでもルキナちゃんが悩みを抱えているなら、軽くしてあげたい
僕は意を決した
ルキナちゃんに傷のことを聞く
「ねぇねぇルキナちゃん?」
『?なぁに先生』
「家庭のことで…その……悩んでる事とかあるかい?」
ルキナちゃんはさっきのふわふわした気配とは違って
とても冷たく悲しい顔でだまり始めた
一瞬にして張り詰めた空気
居心地が悪い
もしかしてルキナちゃんを傷つけてしまっただろうか
嫌な汗が吹き出す
この沈黙を破ったのは
意外にもルキナちゃんだった
『………私、生徒会長のタイマンの準備をしないと行けないので………えへ…ごめんなさいまた今度っ…』
とっさに部屋から出ようとするルキナちゃんの腕をストール越しに掴んだ
その腕は信じられない程細かった
僕の手じゃ…折れてしまいそう
少食なのは知ってたけど……ここまで……ッ
『私のことは……気にしないでいいんですよぉ………自分の事は自分で何とかしなくちゃ……!』
ルキナちゃんは明るく振舞う
僕には分かる
本当は笑ってなんかいない
そうおもったとき
僕は突っかかっていた何かが切れた
「気にするよ……楽になって欲しいんだ…!君が誰かに傷付けられているなら!助けたい!大事な生徒だ!!話してほしい!!!「心配」するよ……」
『……』
ルキナちゃんは「心配」とゆう言葉で体をはねさした
あぁ……きっとこの子は誰かに心配を掛けるのが怖いんだ…
するとルキナちゃんはいきなり走り出した
追いかけようとしたけれど
もう何処かへテレポートしてしまったんだろう
……あぁ……
「やってしまった………」
頭を抱え
しゃがみこみ
嘆く
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由 - 終わっ・・・おお・・・終わったああああああ⁉︎ まあ違う作品でも頑張ってください❗️ (2022年2月5日 17時) (レス) @page41 id: ca60f6a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (カルエゴ視点)を入れる場所間違えてカルエゴ先生カルエゴえちえちな格好してるみたいになってしまった許してくれカルエゴ推しの皆さん (2020年7月6日 7時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - こんちわー。元気してますか?体調崩しやすい時期なんで気お付けなくちゃですね。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (´・ω・`)さん» 何ともお優しい… (2020年6月10日 13時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 大丈夫ですけど、疲れますよね。でもその疲れから体調不良になってしまったりするので、あまり疲れてない暇なときとかに投稿してくれると。私はいつまでも待ってるんで。 (2020年6月9日 7時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミ | 作成日時:2020年5月11日 7時