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71話(バラム視点) ページ26

(バラム視点)

「お茶っお茶っ♪」

放課後
すなわちルキナちゃんが訪ねてくる時間
僕はノリノリでお茶を淹れる
いつも美味しいと言ってくれるのがとても嬉しくて、ついつい多めに淹れてしまう

教師を始めてから数年
こんなにも誰かを待ちわびたことがあっただろうか
きっとこれは「好き」の副産物なんだ

そう思うと自然に口角が上がる
一体ルキナちゃんにはどれだけ魅力があるのだろうか
計り知れない…

すると頭がチクリと痛んだ
原因は数日前のカルエゴ君の言葉

【ルキナには……意図的に付けられた傷が体中にあるのだ】

「………」

その場では僕からも聞いてみるとは言ったものの
正直、ルキナちゃんを傷つけてしまうのが怖い
ルキナちゃんに嫌われるような事があると思うと…

ガチャ

ん?
扉が開いた
そこに立っているのは
待ちわびていた悪魔

しかしいつもと雰囲気が違う
なんかこう……ふわふわしてるとゆうか…

すると突如
お腹あたりにほんのり温かい感覚
理解するのに30秒は掛かった

これは………これは…!

『バラム先生ぇ……会いに来ましたよぉ…ふふっ』

「ぇ」

そう……今…ルキナちゃんは


僕に抱きついている


「ぇ……え……ええええええ?!?!」

部屋には僕の叫び声だけが響いた
え?だって…え?
待って待って待って
いや…抱きついてるのもそうなんだけれども
そんな可愛い顔で言われたら色々と抑えられないとゆうか…
そんなキャラじゃなかったよね

「シチロウ、会議の書類を……………何をしている」

わぁ……カルエゴ君そんな睨まないで……後ろ側でバチバチ言ってるけど、これはある意味事故だからね?
あと君のタイミングの悪さには関心するよ

『あ…!カルエゴ先生もいらしたんですねぇ……お仕事ですかぁ………なら私はこれで…』

「いやいい、お前はここに居ろ」

ルキナちゃんがパァッと明るくなり、僕から離れると

椅子に腰掛けたカルエゴ君の膝の上に座る

「「………………ん?」」

72話(カルエゴとバラム視点)→←70話(入間とアスモデウス視点)



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- 終わっ・・・おお・・・終わったああああああ⁉︎ まあ違う作品でも頑張ってください❗️ (2022年2月5日 17時) (レス) @page41 id: ca60f6a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (カルエゴ視点)を入れる場所間違えてカルエゴ先生カルエゴえちえちな格好してるみたいになってしまった許してくれカルエゴ推しの皆さん (2020年7月6日 7時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - こんちわー。元気してますか?体調崩しやすい時期なんで気お付けなくちゃですね。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (´・ω・`)さん» 何ともお優しい… (2020年6月10日 13時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 大丈夫ですけど、疲れますよね。でもその疲れから体調不良になってしまったりするので、あまり疲れてない暇なときとかに投稿してくれると。私はいつまでも待ってるんで。 (2020年6月9日 7時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミミ | 作成日時:2020年5月11日 7時

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