63話（バラム視点） ページ16
(バラム視点)
不思議なことも有るんだな
僕に直接勉強を教わりたいなんて
嘘だと思ったけど
いつまでたってもブザーは聞こえてこない
僕は所詮ダリ先生の代理だし…
皆んなには怖がられるし
僕何か悪いことしたのかなぁ
「はい、お茶」
『ありがとうございます……………美味しい……』
「あ、本当?」
言ってる割には真顔だなぁ
「早速本題に入ろう、どこら辺が分からない?」
『えっと…………
ーーーーー
「……わかったかな?」
『はい……やはり頭にすぐ入って来ますよ。…………先生は人間に付いて興味があるんですね…』
人間と聞いて思わず気持ちが高ぶる
「え?!あ！うん!君もいると思うかい?」
『えぇもちろん……実に私も…人間を知りたくて仕方ない時期がありました……とっても興味深いですよね…』
同志だ〜
嬉しいな、こうして同じ考えを持った悪魔と語れるのは…
「そうだよね〜…あ、話がそれちゃったね、他に分からない所はある?」
『そうですね………
ーーーーー
『なるほど……初めて知りました』
「そう?…ふふっ生徒ととの会話ってこんなに楽しいんだ…僕も初めて知ったよ」
『え?』
「え?」
疑問に疑問で返す
僕変なこと言ったかな?
『…先生は生徒に人気があると…思っていたので…』
「そ、そんな風に思う?」
『十分……」
「どこらへんが?」
『もちろん…教えるのが上手なのと…………あと、声ですかね…聞き取りやすいいい声だと思います』
声……か
声を褒められたのは初めてだ
あまり意識したこと無いけど…
「ありがとね…生徒に褒められるなんて、今日はなんだかいい日だなぁ……あ…まだわからない所ある?」
『はい……ですが、もう遅いので帰ります…父が厳しいので……』
本当だ、楽しい時間は早くすぎると言うけど
あながち間違いじゃないかしれない
でも…………でもどこか
名残惜しい
「……ねぇ」
『?』
「またこうやって放課後や休み時間に、遊びに来たり、勉強しに来たり…してもらってもいいかな……?」
少しの間沈黙が続いた
今、恐怖と緊張で心臓がバクバクしてる……
『もちろんです……こちらからお願いしたいくらいですよ………では…』
そう言って席を立ち一礼してからドアを開けた
良かったー
すると、入り違いでカルエゴ君が入って来た
ルキナちゃんはそのまま帰ってしまう
楽しかったなぁ……
「なんだシチロウ、気味悪い顔をして」
「ひどくない?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
由 - 終わっ・・・おお・・・終わったああああああ⁉︎ まあ違う作品でも頑張ってください❗️ (2022年2月5日 17時) (
レス) @page41 id: ca60f6a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (カルエゴ視点）を入れる場所間違えてカルエゴ先生カルエゴえちえちな格好してるみたいになってしまった許してくれカルエゴ推しの皆さん (2020年7月6日 7時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - こんちわー。元気してますか？体調崩しやすい時期なんで気お付けなくちゃですね。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - (´・ω・`)さん» 何ともお優しい… (2020年6月10日 13時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 大丈夫ですけど、疲れますよね。でもその疲れから体調不良になってしまったりするので、あまり疲れてない暇なときとかに投稿してくれると。私はいつまでも待ってるんで。 (2020年6月9日 7時) (レス) id: 8cd34875f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミミ | 作成日時：2020年5月11日 7時
