私を見て ２

@私を見て ページ44

ボムギュ side




ボム「ひとつだけ言っておきます。」





ママ「なに？」





ボム「Aは、ちゃんとハリムちゃんを含め、皆さんの事が大好きでしたよ。じゃなかったら１３年も頑張らない」





つたえてあげたかった




Aに怒られるかな





ボム「･････よく、どうやったらみんなが振り向いてくれるか相談してきました」





ナム「そんなっ････」





ボム「失礼します」







頭を下げてAの元に向かう
こんな雨でどうやって荷物を運ぶんだよ笑




みんなすごく顔が歪んでた
きっとすごい後悔をしているんだろう





これを１３年耐えたんだ。しかも１０人から






ボム「失礼します」





玄関が開いていたから入る
雨で濡れてるから玄関止まりだけど




「あ、ボムギュ･･･」






顔真っ赤にしちゃってさ、可愛い
付き合ったんだよな









A side


ボム「荷物、まとめる？」





「うん。ちょっと時間かかりそう」




ボム「雨、降ってるね。」





「うん。すごい降ってる」





ボム「ハックシュ！！」




「あ、待ってて」





タオルを取って、ボムギュの頭をふく
ボムギュは自分で身体をふく





「ボムギュの家に言っていいの？」





ボム「大歓迎、あれから母さんも父さんも早く連れて来いってうるさくて笑」





「なら良かった。」





みんな帰ってこないうちに行かなきゃ
パッと荷物をまとめて、部屋を見渡した





「１６年間、お世話になりました。ありがとう」







部屋に頭を下げる
ここでいろんなことがあったな





つくえとかはさすがに置いていく
服も多いけど、持っていかないものはまだタンスの中




片付けがちょっとされていた
皆でやったのかな





もう、戻ってこないよ






「なんかっ、泣ける！」





部屋とのお別れ
荷物はボムギュに持ってもらった
もちろんわたしも持った





早急にボムギュのパパに迎えてもらった
めちゃくちゃ喜んでくれて嬉しい





さようなら、キム家

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