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プライド「これで、止めだ。死ぬがいい、哀れな神よ…」
そう言って、プライドはゆっくりと神に歩み寄っていく。
仁人「神！！くそ！！早く神を助けないと！！何かここから出る方法はないのか！！」
仁人は見えない結界の壁を何度も殴りつける。
しかし、その壁はびくともしない。
このままでは神がやられてしまう。
そんなこと、絶対にさせない。
柔太朗は大きな氷柱を作り出すと、その壁に激突させるが、氷の方が粉々に砕け散って消えていく。
太智の雷も、舜太の炎も見えない壁には効果がなかった。
瑞生「くっ…僕の水晶玉も何の反応も示さない…。神が僕らを完全にこの中に閉じ込めておくつもりだ…！」
仁人「なら、聖剣だ！皆、力を貸してくれ！！」
その言葉で、仁人の元へ勇者たちの煌きが集まって行く。
仁人「この結界を切り裂いてくれ、聖剣よ！！チェストォオ！！」
六色の煌きが見えない壁に激突する。
しかし、その煌きさえも、その壁は拒絶した。
仁人「そんな…」
目の前では、すでにプライドが膝をつく神の目の前までやってきていた。
プライド「死ね」
黒いオーラが神を襲う。
しかしその瞬間、プライドの体に白い狼が食らいついてきた。
体を潰された狼は、首だけとなってプライドの脇腹に食らいついている。
プライド「この、死にぞこないがああ！！」
狼の首を掴むと、プライドはそのままそれを握りつぶし、狼は白い光となって消えていった。
その隙をついて、神は右手をプライドの下腹部に添えるように置いた。
神「残った全ての力をお主にぶつける…！これが、わしの最後の攻撃じゃ！！」
プライド「…！！しまった…！！」
神の右手から激しい白い閃光がほとばしり、プライドの体を吹き飛ばす。
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年12月14日 18時
