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あれからどれぐらいの時間が経ったのだろう。
あれから何度同じように水を飲まされては吐き出しただろう。
あれからどれぐらいあの目で見られただろう…。
仁人「ごほっ…!ゔぅ…げほっ…!!」
地面は仁人が吐き出した水でずぶ濡れになっている。
水を吐き出すまいと我慢しても、その時は腹を殴られ無理矢理吐き出されてしまう。
あとどのぐらいこうしていればいい…
あとどのぐらいあの目で見られればいい…
拷問官「五分経ったぞ」
そして、またホースが口に差し込まれようとしている。
その直前、仁人は自分の二の腕に思い切り噛みついた。
こうしていれば、ホースを差し込まれることはない。
しかし、拷問官はそんな仁人の髪の毛や着ている内衣を無理やり引っ張り、さらには腹や背中、頭を殴りつけ、噛みついている口を開けようとしてくる。
拷問官「往生際が悪いぞ!ったく手間かけさせるな!!」
拷問官のその言葉と共に、仁人は背中に鋭い痛みを感じた。
仁人「っ?!」
しかも、その痛みは一度だけではなく、何度も何度も繰り返し襲ってくる。
思わず痛みで、仁人は自分の二の腕を噛んでいた口を放してしまった。
その隙に、口の中へホースを差し込まれる。
横目で拷問官の方を見ると、その手には先端が1センチメートルほどの細くて短い針のようなものが付いた棒のようなものが握られており、それで背中をめった刺しにされたようだった。
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年11月18日 16時