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側近「もちろん、苦しみに耐えられず、"殺してくれ"と嘆いたら、あなたを殺す。仲間も殺す。戦争も始まる。皆死ぬ。あなたが助かって、世界も救える方法はたった一つですわ」
仁人「わ、わかりました…。要は…私が…その地獄の苦しみと…やらを…二十…四時間…耐えればいい…ということ…ですよね…?」
今のような痛みや苦しみを、耐えればいいということなのだろうか。
あんな痛みが二十四時間…。
今でさえこんなに苦しくて、息をすることも、真っすぐ立つこともままならないのに、果たして、耐え続けることなどできるのだろうか…。
仁人の額に脂汗が浮かぶ。
側近「ええ、もちろん。耐えられればね…」
そう言うと、側近は
そして指で合図を送ると、一人の兵が部屋に入ってきた。
今まで出会った近衛兵とは、少し制服の色味や、感じが違う。
その手には、長いホースのようなものを持っている。
側近「それじゃ、始めますわ。やりなさい」
その合図で、兵は仁人の頭を押さえつけると髪の毛を無理やり引っ張って上を向かせ、手に持っていたホースを仁人の口に差し込み、のどの奥までそれを無理やり差し入れた。
仁人「…ぉぐっ?!」
無理矢理押し込まれたホースで
しかし、頭を掴まれて固定されているため、それから逃れることもできない。
「いいぞ!」
そして、兵が更に合図を送ると、ホースから大量の水が流され、仁人の胃袋へ直接注ぎ込まれる。
ホースと大量の水で気道が塞がり息ができない。
吐き出そうにもホースで塞がっているため水が入ってくることしかできない。
溺れる感覚に近い。
仁人「ん゛ー?!ん゛ー!!ん゛ー!!!」
仁人はあまりの苦しみで、声にならない声をあげて身をよじって
このままでは気を失ってしまいそうだ。
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年11月18日 16時