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トモダチとは何だ。
この湧き上がる気持ちは何だ。
この痛みは何だ。
ココロとは何だ。
ワカラナイ…
死んだこの勇者を見ていると、何もわからなくなる。
この勇者の事なんて、何も"知らない"はずなのに。
なぜこんなにも…
瑞生「琉弥…頼む…目を覚ましてくれ…！！仁人達に何て言ったらいいんだよ！！お願いだから…返事をしてくれ！！琉弥！！！」
瑞生は琉弥の体を抱きしめて泣き叫んだ。
琉弥の顔に、瑞生の涙が零れ落ちる。
その様子を見て、グリードが何か言いかけて口を開いたその瞬間。
洞穴の方で大きな地鳴りと爆発音が響き渡る。
空気が振動する中、瑞生は音のした方に視線を移した。
黒い煙と爆炎の柱が天高く立ち上り、そこだけ雨が消えて白い
瑞生「あれは…！？」
やがて天に上る炎の柱の中から、何かが飛び出してきた。
空高く舞い上がるそれは、黒く焼け焦げたプライドの姿だった。
その体の左半身は焼け落ち、無くなっている。
しかし、プライドの右手は舜太の首を
プライド「人間にしてはよくやったと言ってやろう…。だが、俺に勝とうなどという傲慢な考えは、持たぬことだな…！」
舜太「が…ぁっ…く、くそ…」
舜太の首を掴んでいたプライドは、ある程度の高さまで飛び上がると、その手を放して舜太を地面へ突き落した。
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年11月18日 16時
