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グリード「危険、危険！その手を放してください！」
琉弥「ずっと友達だって言ったのに、俺ってひどいよね！本当…俺、最低だよね！」
グリードの放つ電撃が一層強くなっていく。
琉弥はあまりの攻撃に膝をついた。
だけど、この触手は絶対に手放さない。
どんなに苦しくても、どんなに痛くても、力一杯に手繰り寄せ続ける。
琉弥「でも、お前だってわかってたはずでしょ…？！あれが食べられないって…！あれが毒の花だって！！なのに何であんなことしたんだよ！！俺だって、怒ってるんだよ！！だから、お互い様だよね…！」
やがてグリードは琉弥のすぐ手の届くところまで引き寄せられた。
琉弥「だから…俺と…仲直りしてくれないかな…？」
そう言って、琉弥はグリードを血まみれで皮膚が焼け焦げた手で持ち上げた。
いつのまにか電撃は止み、触手も口の中に戻っていく。
グリード「実行中の攻撃を中止します」
琉弥「もし本当に俺の事忘れちゃったって言うんなら…もう一度…最初から、友達になろうよ…」
グリード「琉弥、友達…」
琉弥「うん…ともだ―」
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年10月28日 19時
