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勇斗「……」
スロース「ふふ、痛いでしょー…？」
勇斗「いいや…ちっとも…」
スロース「ふぅううん…。じゃあこれでどうかなー…？」
勇斗「っ……！」
更に力を
スロース「切れが悪いから刺さりも悪いねー…。でもこっちの方が効きそうかなー…？どうー…？」
勇斗「…前にも…こんなこと…あったっけ…」
自分の腹部に突き刺さった刀身を見つめながら、勇斗は思いにふけるようにつぶやいた。
スロース「うん…？何…？」
勇斗「俺の仲間の剣に比べたら…お前のこんな刀なんて…どうってことないって…言ったんだ…」
スロース「あっそー…。じゃあ効くまで続けてあげるよ…！」
にやにやと不気味な笑みを浮かべていたスロースは、一変して顔をしかめると鼻息を荒くして刀身を勢いよく引き抜き、再びそれを突き刺して何度も勇斗の体をめった刺しにしていく。
勇斗「っ…か…は…」
血で真っ赤に染まっていく勇斗はついに膝をついて
スロース「偉そうに言ってた割に、すぐにダウン…？」
勇斗「……」
今度は蹲る勇斗の背中に錆びた刀身を突き刺し、貫通した刃が胸のあたりから飛び出す。
勇斗「がはっ…！！」
勇斗の口から赤黒い血が噴き出し、そのまま血だまりの地面に倒れこんだ。
スロース「ふふ…。ざまあないねー…。それにしても、ここまでされてまだ生きてるなんて、君って化け物…？」
勇斗「は、はは…よく…言われる…」
勇斗の体から刀身を引き抜くと、スロースは不気味に微笑んで勇斗に尋ねた。
スロース「それでも、だいぶ弱ってきたねー…。どおー…？死ぬのって怖いー…？」
勇斗「いいや…。"ちっとも"…」
スロース「…ふうううううん。じゃあ早く死ね」
スロースはうつ伏せに倒れた勇斗の頭を踏みつけ、その体を
そして、辺り一面に勇斗の血や切り裂かれた肉片が飛び散って、真っ赤に染まっていった。
切り付けるたび小刻みに動いていた勇斗の体はやがて動かなくなり、痛みをこらえて発していた苦しそうな喘ぎ声も聞こえなくなり、大量の血だけが広がり続ける。
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年10月28日 19時
