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近衛兵「うん?お前ら三人遅いぞ!すぐに王宮へ帰還する!」

路地裏から飛び出した三人の近衛兵は、隊長らしき人物に一礼すると、列の最後尾に回って顔を見合わせた。

柔太朗「まさか本当にうまくいくなんてな…」

太智「心臓が止まりそうだぜ…」

仁人「静かに…!このまま王宮までたどり着ければ…」

この国の国王に謁見(えっけん)し、話を聞いてもらおう。
七つの大罪のせいで、西の都が機能停止していること、その結果この国に物資が届いていないこと。
それらを理解してもらえれば、きっと戦争は…。

ん?

そこで疑問が生まれる。

そもそも、なぜ西の都が機能停止しているにもかかわらず、牛乳王国は何の手立てもせず南の国を放っておいた?
あれほどの大国がそんなことをするだろうか?

「おい、お前達!」

そんなことを考えていると、一人の近衛兵が仁人達の前にやってきた。

ま、まずい…

自分たちが偽物であることがばれたか…?!

「おい、聞いているのか?!」

太智「は、はい!」

「お前達…」

その近衛兵は三人の顔を食い入るようにのぞき込む。

どうする?!
 

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設定タグ:M!LK , 勇者   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年10月28日 19時

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