M!LKest2 -勇者M!LKと七つの大罪- Part3 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:8,792 hit

ページページ17

勇斗「あ、あいつは、もしかして…？！」

瑞生「知ってるのかい？」

勇斗「あぁ。あの時、黄泉の霊峰の宿屋にやってきた七つの大罪だ…！！」

ラスト「この楽園に勇者というわらわの敵が侵入した。見つけ次第拘束し、殺しても構わん！」

ラストのその一声で、楽園の人々はまるで意思を失ったかのように項垂れ、静かになった。

仁人「一体どうなってる？！」

柔太朗「何か、嫌な予感がするなこれは…」

すると、人々は仁人たちの方へゆっくりと歩み寄ってくる。

仁人「嫌な予感が当たったみたいだな…」

柔太朗「どうする仁人…、こいつらはただの人間。どうやらあの城から出てきた奴に操られているようだ」

舜太「あの人、もしかしたら黄泉の霊峰の宿屋で戦った七つの大罪やったかも…！」

仁人「何？！じゃあ、あいつが琉弥を攫ったやつか？！だとしたら琉弥はあの城に？！」

柔太朗「可能性はあるが、今はこの状況、どうにかしないと」

三人の勇者はすでに何百という人々に囲まれ、身動きが取れないでいた。
それは、別行動をしていた勇斗と瑞生も同じ。

瑞生「さぁ、どうしようか…」

勇斗「とにかく、あの城に向かうしかないけど…」

瑞生「この数の人間を傷つけずに超えていくのは、なかなか大変そうだね」

勇斗「仕方ない、ちょっと気絶してもらうか…」

―
　