ページ ページ13
ラスト「よく来たな」
太智「あ、あの…」
ラスト「そう固くならずともよい。それよりも」
太智「は、はい…」
ラスト「その…、き、昨日のことなんじゃが…」
太智「あ、あぁ…はい…」
ラスト「えっと…なんじゃったかな…。ああ!そうそう!えっと、昨日、そう…そなたが言っていた…えっと…」
太智「は、はい…?」
歯切れの悪い会話が続く。
ラスト「ええ…。ああ!そう、昨日そなたが作ってきた料理!」
太智「あ、ああ。はい。あれ…えっと…」
ラスト「あれは何というのじゃ?」
太智「あ、あれは鮭のムニエルって言って…、デスティニーランドのクッキングコーナーで作ったんですけど…」
ラスト「ほう…。あ、あれは、なかなかの美味であった」
太智「そうですか…それは良かった…って、え?!食べてくれたんですか?!」
ラスト「そなたが食えと申したのであろう?」
太智「いや、そう、ですけど…」
ラスト「その、ま、ま、また、作ってきてくれんかの…?」
太智「え?!よ、よろこんで!今すぐ作ってきます!!」
太智はそう言うと、部屋を飛び出していった。
シリマル「ラスト、カオ、アカイ!カオ、アカイ!」
ラスト「グ、グリード!黙るのじゃ!!」
―
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:milkssss | 作成日時:2019年9月9日 17時