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仁人「魔王…お前たちは、私たちが確かに倒したはずなのに…!」
柔太朗「ここは、俺たちだけで戦うしかないな…」
魔王は勇者七人がかりでようやく倒した強敵。
しかし、今は仁人と柔太朗の二人しかいない。
仁人「柔太朗、私に力を貸してくれ…!」
柔太朗「あぁ!」
それでも、二人は手を重ね合わせる。
黄色と白銀色の光があふれだし、やがてそれは仁人の体へと吸い込まれていく。
そして、仁人の腰に収められた聖剣が二色の光を纏った。
仁人「ゆくぞ魔王!」
黄色と白銀色に煌く聖剣を振りかざす仁人。
魔王は漆黒のマントを翻して身構えた。
柔太朗「お前達は俺が相手だ」
一方で四天王を前に、柔太朗は戦闘態勢に入った。
柔太朗「まずは…」
柔太朗は勢いよく駆け出すと、卵嚢四天王の全身を凍り付かせる。
柔太朗「悪いな。魔物の群れを生ませるわけにはいかないんでね」
そう言うと、そのまま柔太朗は穴掘り四天王の開けた穴に向かって手を突っ込んだ。
するとそのまま地面全体が凍り付く。
柔太朗「地面の中で永遠に寝てろ!」
さらに柔太朗の攻撃は止まない。
今度は道化四天王に向けて、無数の氷の矢を打ち出す。
それらは全弾命中し、道化四天王は倒れこんだ。
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年8月22日 18時