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深夜。
勇斗の部屋。
大きなベッドの上で、勇斗は寝息を立てていた。
部屋の扉が静かに開き、誰か入ってくる。
その手には、鋭い氷のナイフが握られていた。
その人物は、勇斗の心臓を狙い、ゆっくりとそのナイフを振り上げる。
憎い
お前が
俺の家族、仲間を奪ったお前が
憎い
「殺してやる」
そして、静かにナイフが振り下ろされる。
「そこまでだ」
背後から、振り下ろされたその腕を誰かに掴まれた。
柔太朗「じ、仁人…？！」
勇斗が眠るベッドの前に立っている柔太朗の後ろで、仁人が柔太朗の腕を掴んでいた。
仁人に掴まれた手を見てみると、そこにはしっかりと氷のナイフが握られている。
柔太朗「っ？！あっ…、お、俺…なんで…？！」
仁人「外に出よう」
仁人はそのまま柔太朗の手を引き、勇斗の部屋を静かに出ていった。
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年8月22日 18時
