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男を連れだした仁人と舜太は、店の前に置いてある腰かけ椅子に男を寝かせた。
舜太「どうやったらこの文字消えるんやろ…」
仁人「とりあえず拭き取ってみるか…」
そう言って、仁人は布切れで罪の文字を擦ってみた。
すると、見る見るうちにその文字は消えていく。
仁人「こんなに簡単に…」
あっけなく罪の文字は消え去り、男は静かに寝息を立てていた。
勇斗「じ、ん、と〜!!」
店から出てきた勇斗は、怒りの表情で仁人に詰め寄った。
仁人「すまない、今度埋め合わせはするからー!」
勇斗「じゃあ栗きんとん!!こーんぐらいいっぱいな!!」
勇斗は、自分の両腕を目一杯広げてみせた。
仁人「意外と可愛いな」
舜太「あっ!起きた!」
椅子に寝ていた男が、意識を取り戻したのか起き上がった。
男「う、うん?舜ちゃん?どないしたん?」
舜太「おっちゃん、なんであんなことしたん?」
男「ん?え?なに?俺なんかしたんか…?」
舜太はその男に店内での様子を、話して聞かせた。
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年8月5日 16時