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ここは牛乳の王様が納める王国。
その国にある、小さな村に住む一人の青年。
名を、仁人。
仁人「はぁ〜この盆栽、最高の枝の反り具合だあ…。さすが私が裁断しただけのことはある…」
そう、彼こそこの世界を魔王の魔の手から救った勇者なのである!
仁人「うふふ、あぁ、私の愛しの盆栽ちゃん…」
神「勇者のくせに盆栽といちゃいちゃしおって」
仁人「神にはわからないだろうな、この子の良さは…うふふ」
神「やれやれ…」
仁人「うふふ…神…、ん?神?!え?!お前いつからそこにいたんだ!!?何しに来た?!お奉行サマー!!」
神「それやめい!!ずっとおったわ!お主が盆栽のテーマを歌って踊っておるときからな!」
仁人「な、なんということだ…」
神「いっとしの♪かっわいっい♪ぼーんさーいちゃん♪」
仁人「ぶっ〇す」
神「待つんじゃ、待つんじゃ!!悪かったって!!そんな言葉を使うとお主のイメージダウンになるぞ!」
仁人「…」
神「そんなむすっとした顔をするでない」
仁人「で?久々に人の家に不法侵入して、一体何の用だ?」
神「おほん。人聞きの悪いことを言うでない仁人よ。実はな、この世界に再び危機が迫っておる。お主たち七人の勇者の力をまた貸してほしい」
仁人「何?魔王は私たちが倒しただろう?」
神「今度の相手は魔王ではない。もしかしたら、魔王よりも厄介な相手かもしれん…」
仁人「そんなやつがいるのか?」
神「うむ…。魔王がこの世に現れる前から存在しておる災厄と呼ばれる―」
仁人「災厄…」
神「その名も、"七つの大罪"じゃ」
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作者名:milkssss | 作成日時:2019年8月5日 16時