あんたが主人公でも、私も主役になってやる【ハイキュー】

12主役 ページ14

「じゃ、よろしくな」

「はい」

「A、ちゃんと偵察してこいよ」

「だから、偵察じゃなくて合宿のために行くんだからな？」




青城に書類を渡すために土曜である今日


部活のマネージャーの仕事は、麻奈たちに頼んだ




飛雄は相変わらず、偵察に行くと思っているらしい





「A、ちゃんとバス代もったか？」

「はい、もちました」

「及川に絡まれるなよ、絶対に！！」

「西谷先輩……
さすがに無理だと思います」

「念のために防犯ブザー、もってくか？」

「私、高校生ですよ？」

「安全第一にな！」

「わかりました
じゃ、いってきます」

「すいません、お願いします」

「いえ、大丈夫です
先生もお仕事頑張ってください」

「ははっ、ありがとうございます」





先生たちに背を向け、体育館を出た



少し歩くとあるバス停まで行き、バスに乗った



乗っているのは、私一人で静かだった


聞こえるのは、バスのエンジンの音とか


走ってる音ぐらいだった





青城近くにつき、お金を払い青城まで歩いた






「ここか……」





私立高校なだけあって、綺麗だ



体育館を探しながら、歩いていった



若干迷いながらも、バレー部の使っている体育館を見つけた




そして、静かに扉を開けた

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