噂の“学年トップの美少年”はチート系美少女でした【僕のヒーローアカデミア】 (ページ5)

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第4話〈上鳴電気〉ページ5

「なぁ！お前名前なんていうんだ？」

ｱｯ、ごめん、君の存在忘れてた←

『···人形蒼』

「人形か！よろしくな！俺は上鳴電気！個性は【電k((『【電気】でしょ。』

「！？なんで知ってるんだ！？まさかスt((『名前で分かるわ。バカかよ。』ｸﾞｯ」

あー、おもしろ。

···ってそんなことしてる場合じゃないや。

『早くゴールに向かわないと···』

2人で走り始めたその時。

「─残り時間、30秒。」

「う、嘘だろ···」

と言って、上鳴はその場に立ち止まった。

『···は、何言ってんの？まさか、諦めるつもり？』

「だって、ここから30秒とか···諦めるしかないだろ···！？」

『だ－か－らァ···よっ』ﾋｮｲｯ
「エ”ッ」

『間に合わないんじゃない、間に合わせるんだよ。』ﾆﾔｧ

驚いてる彼を担いだボクは近くのビルに向かって思いっきり跳び、

『“速”』

自分の跳ぶスピードを“速”くした。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ((『ちょっと、耳元で叫ばないでよ···口開けてると、舌噛むよ？』···」

大人しくなったので、ビルとビルの間をさらに速く跳んで進む。
頬に感じる風はとても痛いけど、気にせずどんどんとスピードを上げる。

「─残り時間、5秒···

4

3

2

1─」

ゴール、した。

「─全員ゴールしたので、終了。」

後に先生から聞いた話では、ボク達がゴールしたのは残り時間0,2秒の時だったらしい。