四十六…。 ページ47
愛「ちょ、押すなって馬鹿！」
と「嫌ー！崩れるー！」
は「わっ、危ない！」
か「おっ、おっとととと！わあっ！」
どたばたがっしゃーん。
『…本当に何やってんだよ。』
う「…。」
俺の友人達が雪崩となって崩れ落ちていくその様を、
ゆかりさんが半ば呆れた調子でツッコミを入れる。
と「な…、何で俺らが来たって分かったんですか？
音しない様に気を付けたのにー！」
『息遣いが聞こえてたよ！ああ言う場面は普通息潜めんだろ！』
う「まず普通は見ようとしませんよ！こんな場面！」
か「いやー、やっぱりまろも男じゃな！
本当にいやらしいなあ！」
う「うるせえ！」
あれは男として当然の反応だよ！
…今思い出させるな！
いや、まず…。
う「お前ら、どっから見てた？」
答えによっては片っ端からデコピンすんぞ。
か「どこって、なー！」
は「俺達が雪を降らせてから、でしたよね。」
愛「いや、その前からも見てたよな！」
…ん？＜雪を降らせてから＞？
う「おい！話聞かせろ！
どうやって雪降らせたんだよ！」
と「窓開けて、確認してきたら？」
腹が立つ程の良い笑顔でそう返してきたとりっぴぃを
殴りたい欲を力いっぱい収め、言われた通りに窓を開けてみる。
そこには…。
う「あれ、冷たくねえ。」
それどころか、雪の質量すらも感じられない。
これって、まさか。
う「紙…？」
と「あったりー！うばまろ君に千円！」
う「いつの時代のクイズ番組だよ！」
分かる人いねえよ！
『どうやって降らしたんだよ？』
ゆかりさんがそう尋ねると、とりっぴぃは
得意気になって説明を始めた。
と「皆が持ってるいらないプリントを集めて、
纏めてシュレッダーで細かくしたんですよ。
それをクッパ棟の屋上からちょうどこの教室に降らせる様に調節して、
こっちから合図して上から降らせて貰ってました！」
合図して？じゃあ他にも共犯がいるって事か！
はたさこ君はスマホを取り出し、どこかに電話を掛けた。
は「もしもし、はたさこです。作戦は成功しました。
すぐにこちらに向かって下さい。」
業務連絡かよ。
待っていると、足音が聞こえてきた。
しかも二人分。
は「あ、来ました！こっちです！」
カ「何か、騙す形になっちゃいましたね。ごめんなさい。」
テ「俺は中々楽しかったけどねえ。」
『カスター君！』
う「テラゾーさん…！
いや、って言うか！ダンスパーティはどうしたんですか！」
テ「無理言って抜けさせて貰ったよ。
楽しい事が出来るって聞いてね。」
本当にもう、この人は！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
螢羅(K-Ra)(プロフ) - 緑月翡翠さん» わわっ！ありがとうございます！最後のアレはだいぶ力入れて書きましたｗ書いてて楽しかったです！フランスですね！ヨーロッパ良いですよねー。私も逝きたい！コメント&投票ありがとうございました！ (2017年1月2日 22時) (
レス) id: 575549c323 (このIDを非表示/違反報告)
緑月翡翠(プロフ) - コメント失礼します！完結おめでとうございます！最後のドッキリ(？)がとても面白かったですｗアンケートはフランスで！ヨーロッパ好きなので…。今後も頑張ってください！お疲れ様でした！ (2017年1月2日 22時) (携帯から) (レス) id: b835eb55b1 (このIDを非表示/違反報告)
螢羅(K-Ra)(プロフ) - もるもるさん» 読んで頂けて嬉しいです！三銃士良いですよね！いつかはこのシリーズで制覇したいです！応援ありがとうございます！ (2016年11月25日 6時) (レス) id: 575549c323 (このIDを非表示/違反報告)
もるもる - 第8話も最高でした！！夢主ちゃんの容姿も最高ですね！三銃士メンバーが好きなのでこうやって読めて幸せです(>_<)私ははたさこさんが１番ですが（（第9話も全力でまっております！！魂のこもった作品、大好きです。 (2016年11月25日 4時) (レス) id: d916275192 (このIDを非表示/違反報告)
螢羅(K-Ra)(プロフ) - もるもるさん» わー！ありがとうございます！一つ一つに魂を込めて書かせて頂いております。私も書いていて楽しいです！勿論以前までの作品も、書いていて楽しかったですがｗ (2016年11月24日 7時) (レス) id: 575549c323 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
