[う.ば.ま.ろ]せめて、ただ愛させてよ。[学パロ/実.況.者]

三十五…。 ページ36

〜〜〜とある二人の会話〜〜〜
か「はたしゃこー！」
は「うわっ！何ですかいきなり！」
か「うわって酷くない？」
は「至って普通の反応ですよ！
名前叫びながら背中ぶっ叩かれたら
誰でもあんな反応しますよ。」
か「えー、そういうもんかなー。」
は「そういうもんです！」

は「それで、どうされたんですか？」
か「いや、まろって最近変わったよなーって思ってさ。」
は「そうですね。
前に篠宮さんと話されてから、何か自然体になったって言うか…。」
か「何となく、態度が柔らかくなったよな。」
は「それは思います。
少し前まではクールな感じだったのに。」
か「ほうやないじゃろ。」
は「…急な方言止めて下さい。なまらビビります。」
か「はたさこも方言言っとるやん！」
は「これはかわぞえさんに乗せられたんです！」
か「おー、人のせいかー？」
は「変な所で煽るのも止めて下さいよ！
…で、どういう事ですか？そうじゃないって。」
か「ああ、そうじゃ。
まろの態度が柔らかくなったのは、
明らかに篠宮さんのせいだって事だよ！」
は「篠宮さん？」
か「うん。だって、
篠宮さんを見掛けた時のまろの顔、
ぼっけえ緩んでたしな。」
は「そんなに緩んでましたっけ？
あんまり印象に無かったですけど。」
か「顔もちょっとだけ赤くなってたし。
あれは確定じゃな！
まろは絶対、篠宮さんの事が気になってる！」
は「何か嬉しそうっすね、かわぞえさん。」
か「そりゃ嬉しいじゃろ！
だって自分の友達の好きな人が分かったんよ！」
は「まるで探偵ですね…。
まさか、本人に確認でもする気なんですか？」
か「そんな事はせんよ。
向こうから言ってくるまでは何もやらんよ。
かわぞえさん大人じゃろ？」
は「普通は幾ら察しが付いててもそうしますよ。
それを知った所で、俺らに何が出来るんでしょうかね？」
か「やっぱり、静かに見守ってやる事しか出来んじゃろな。
お膳立てぐらいはしてやりたいけど、
今はあんまりいらん気もするしな。」
は「あんまりどころか、全くいらない気がしますけど…。」
か「鳥とか愛ゴリ辺りは、もう気付いてたりしてな。」
は「有り得ますね。特に愛ゴリ君は。」

か「それで一つ考えたんじゃけど、ワシらで何かやらん？
どうせクリスマスパーティは一人じゃろ？」
は「その決め付けは図星なんで止めて下さい。
でも、その考えには賛成です。
やるからには楽しい事がやりたいですよね。」
か「甘いなーはたさこはー！
ワシらがやるとしたら…。」

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