[か.わ.ぞ.え]貴方の姫になりたいの！[学パロ/実.況.者]

第２２ゲーム ページ23

K「偉そうに講釈垂れましたが、お便り紹介のコーナーは
ここまでにさせて頂きます。
それではこの辺で、ゲストの方をお呼び致します。
我が茉莉花高校の生徒会副会長、うばまろ君でーす！」
う「はいどーも。生徒会副会長のうばまろです。
今日は宜しくお願いします！」
K「宜しくお願いします！
えーうばまろ君は今回、
生徒会長の代役として出演してくれたんだよね？」
う「そうですね。会長は今回、
別の仕事が入っているからどうしても出られなくて。
でも、凄い出たがってましたよ。」
K「マジですか！いつかは会長と
副会長の夢の共演が果たされたりするんですか？」
う「多分ね。とだけ言っておきます。」
K「おお！それは楽しみだ！」
うちの高校の生徒会長は人狼というゲームが好きで、
好きすぎて＜人狼大会＞なる催しを興そうとした位。
そんな彼の事だから、やはり人狼関連のお仕事かしら？

二人のお話は、本題である来月の球技大会に移った。
私はというと、弁当を食べ終えて
頬杖をつきながらラジオに耳を傾けていた。
ふと、隣を見てみる。
稲野君が何やら作業をしている様だ。
テスト勉強かしら？でもテストはまだ先よ？
あら？でもよく見ると…、
歌詞らしき文字に音符、それ以外のアルファベット。
これは、もしかしなくても…。
『…楽譜？』
稲「…何？」
稲野君に、怪訝な顔で見られてしまった。
『ギターの譜面ですのね。』
稲「まあ。」
『軽音楽部でやる曲ですの？』
稲「一応。」
成る程、アルファベットはギターのコード進行なのね。
『私はクラシックしか分かりませんから、
ギターはクラシックギター位しか分かりませんわ。』
稲「へえ、クラシックギター知ってるんだ。
じゃあ、アコギって分かる？」
『アコースティックギターの事ね。』
稲「そう。クラシックとアコギって、
音は近いけど音の曲がり具合が全然違えんだよな。」
『あら、そうなのね？全然気付きませんでしたわ。』
私達がギターの話をしている内に、
ラジオは終わりの時間を迎える様だ。
K「そろそろ、エンディングのお時間です。
今日はうばまろ君に、球技大会の
諸注意等の説明をして頂きました。
うばまろ君、今日はありがとう。」
う「こちらこそありがとう。楽しかったです！」
K「それは良かった！
それでは本日のエンディングテーマ、
はたさこ君が歌う[誰でもいいから付き合いたい]
を聴きながらお別れです。
それではこの辺で、さようなら！」
その言葉を最後に、本日のラジオは幕を閉じた。

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