双子は助けたいから助ける！2 (ページ16)

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話をしよう(終里編) ページ16

～noside～
終「よしっ覚えたぞ！」
(人2)「頑張ったね。えらいえらい」(ナデナデ
(人1)「はい、プレゼントだよ。ちゃんと名前を覚えてくれてありがとう」
終「ん？食い物か？」
(人2)「ご名答～♪︎」
終「ありがとな！」
(人1)「どういたしまして」(ナデナデ
終「…こういう気持ちをあったかいっていうんだな」
(人2)「そうだね。人からもらう愛情や優しさ、思いやりのある行動(善行)をした時に感じる感情の一種だから」
　「そう感じられるのはとても良いことだよ」
終「俺、強くなりたいんだ」
(人1)「うん」
終「俺達の生きてる世界は強いヤツが勝って弱いヤツが負ける。自分の身は自分で守んなきゃなんねー」
(人2)「この世は弱肉強食だからね」
(人1)「…」(ポン
　(人1)が終里の肩に手をおいた。
(人1)「人間は傲慢で醜く弱い生き物だよ」
終「…」
(人2)「何をするにも自由さ。全てではないけどね」
　「でも後悔するのは少ない方がいいよ。まあ、適当に休みな」
終「………ありがとな」
(人1)/(人2)「頑張ってね」
(人2)「協力出来ることはしてあげるから」
(人1)「練習に付き合ったりできたらするよ」
(人2)「これからよろしくね。終里ちゃん」
終「おう！よろしくな」
(人1)「うん！よろしくね」
　三人で握手を交わす。
終「お前らって他のやつらとも話してたのか？」
(人2)「うん。3分2くらいは話し終わったかな」
終「ついさっきまで弐大のおっさんといたから呼んでくるか？」
(人1)「いいの？」
終「俺も腹減ってきたからな。ついでだ」
(人1)「じゃあ、お言葉に甘えて」
(人1)/(人2)「ありがとう」

　終里に頼んで呼んできてもらうことにした。
　この後、(人1)にとって最悪なことが起きるとは知らずに。