話をしよう(終里編) ページ15
〜noside〜
−海(砂浜)−
(人1)「ここの海って遠くから見ても近くから見ても綺麗だよね」
(人2)「そうだね。理想的な海ってイメージだよね」
(人1)「今度、道具を揃えてアクリル画でも描こうかな」
(人2)「デッサンじゃないんだ。にしてもは美術作品好きだね〜」
「最近はアクリル画にハマってるんだっけ？」
(人1)「そう。僕はアクリル画に魅せられたんだよ♪︎」
(人2)「…煩いな。それは(人1)がエンターテイナーの時の言い方だよね」
(人1)「まあね。(人2)だって嘘理論やこだわりがあるじゃないか。それと一緒だよ」
(人2)「そうだね〜♪︎」
(人2)「やほやほー終里ちゃん。お話ししようよ」
(人1)「こんにちわ終里ちゃん」
終「お前らって確か…田森だっけか？」
(人1)/(人2)「それは違う！」
(人1)「漢字の順が逆になってるよ！」
(人2)「それだと何処かの世にも奇妙な話をする人になっちゃうよ！」
(人1)「僕の名前はA(人1)」
純「オレちゃんの名前はA(人2)」
「苗字じゃなくて名前で呼んでね」
終「そんじゃあ、(人1)と(人2)って名前だけ覚えればいいか？」
(人1)「ちゃんとフルネームで覚えて？！」
終「別に呼ぶのは名前だから苗字は覚えなくてもいいだろ？」
(人1)「良くないよ。名前っていうのは生まれてから最初に貰う贈り物なんだよ」
(人2)「それに苗字は家族の一員ってことなんだよ？」
「いいかい、名前を呼んだり呼ばれたりするのは自分と相手がちゃんと"生きてる証明"にもなるんだ」
終「…生きてる…証明。俺頑張って名前を覚えるよ！」
(人1)/(人2)「うん！」
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作者名：レド | 作成日時：2022年11月2日 20時
