記憶と裏切り者3 ページ38
〜千野side〜
純「…その動機って"具体的にいつ"教えてくれるの?」
モ「記憶を戻すって話?」
純「それ以外に何があるのさ」
モ「純さんは鋭いね〜」
純「死体が見つかった時?殺人が起こった時?…それとも、殺し合いをさせといて"記憶を戻すつもりはない"何て事はないよね?」
ちょうど気になったことを純が威圧しながら聞いてくれた。これは純の尋問モードかなー。
モ「そんな事ないよ!絶対にない!」
純「絶対なんてこの世にはそうないんだよ。だったら今、どのタイミングで記憶を戻してくれるのか宣言してもらおうか」
モ「そ、それは…」
純「言うつもりはないと…」
圧倒的に純が優勢だな…もう少しモノクマの出方を見よう。
モ「…」
純「無言は肯定として受け取るけど…どうかな?」
モ「何さ!ボクが答えないでいるからって勝手に決めつけて!」
『実際、そう考えてるから言えないんじゃないの?』
モ「?!」
『予想的中かな?』
純が笑ってるけど、変な事言ってないよね?たぶん。
純「それと裏切り者の件だけど…」
純が不安そうな七海ちゃんを少し見て、笑顔を向ける。自分も口パクで大丈夫と伝える。
純「モノクマの言う裏切り者ってどういう意味なんだろうね?」
イタズラっぽい含みのある発言をする。
日「それってどういう意味なんだ?」
『決して皆が思っている、考えているようなイメージとは限らないってことだよ!』
純「つまり、モノクマにとって<邪魔な存在>のことを"裏切り者"と言ってるんじゃないかと思うんだよね〜!」
「あのね、モノクマの情報を鵜呑みにしてちゃダメだよ。嘘かもしれないじゃん?」
「それに良く分からないからこそ、疑い合うのは良くないと思うんだよね…だって何かあったらお互い、誰の事も信じられなくなっちゃうよ?」
全-(千野/純)「…」
『で?裏切り者の意味くらい教えてくれるよね?』
モ「それはね………教えませ〜ん!それじゃあね!アーハッハッハッハッ!」
千野/純「あの野郎…逃げやがったな」
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作者名:レド | 作成日時:2022年9月19日 22時