最悪な目覚め3 ページ24
〜noside〜
七「それよりさ…これで全員揃ったんだよね？だったら早く始めようよ………眠く…なってきちゃったし」
十「そうだな…名残惜しいが朝食はいったん中断して話を始めるか。まずは、お前達に質問だ。俺達はモノクマによって殺し合いを命じられた訳だか…そんな"異常な状況下"を生き抜くにあたって、今の俺達に必要なものはなんだと思う？」
九「チッ、知るかよ。いいからさっさと本題に入れや」
十「本題に入って欲しくばさっさと答える事だ」
終「…俺らに必要なモン？そんなのメシと寝ることだろ？」
弐「否ッ…便を忘れておるのぉ…つまり、答えは＜快食、快眠、快便＞じゃああああ！！」
十「…もっとマシな答えはないか？」
狛「もしかして、それって"絆"なんじゃないかな？ボクは思うんだ…超高校級の皆が協力し合えれば、不可能なんてないって…どんな絶望も乗り越えられる希望だって生み出すことができるって。だから…この島脱出する為に必要なのは、ボクらがお互いに結束し合うことなんじゃないかな？」
西「わー、真顔で言ってるよー！よく恥ずかしくないねー！」
狛「…あ、やっぱり臭かった？」
辺「だが一理あるかもしれんな。だからこそモノクマは私達が信じ合わないように、互いが疑心暗鬼になるようなルールを強いるのだろう」
十「なるほどな…なかなか立派な答えだ。確かにこの状況に個人で立ち向かうのは不可能だ。ならば集団として戦う他ない…」
「だが、その団結力のために必要なのは、絆などと言う甘っちょろい繋がりではない…今の俺達に必要なのは」
純「明確なリーダーによる秩序を持った統率」
十「分かっていたのか」
純「これでも"参謀"なんでね」
弐「なるほどのぉ…団体競技でもキャプテンは必要不可欠だしのぉ…」
十「喜べ。俺がその役を引き受けてやろう」
日「…は？」
十「と言うことで前置きを終わりにして、そろそろ本題に入るとしようか」
小「ちょっと待ちなさいよ！」
十「…どうした？」
小「ど、どうしたっていうか…いくらなんでも強引過ぎでしょ！勝手にリーダーなんて決めちゃって…しかも、どうしてアンタなのよっ！？」
十「俺以上の適任がどこにいる？俺は十神家の超高校級の御曹子だ。人の上にたつことを宿命付けられた人間だぞ」
小「だ、だからぁ！そういうアンタの態度が強引なんだって！」
狛「小泉さん、ちょっと待って。確かに…十神君位強引じゃないと、この状況でリーダーは務まらないと思うんだ」
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作者名：レド | 作成日時：2022年9月19日 22時
