動機と忍び寄る影 ページ11
〜純side〜
十「おいウサミ、プレゼントとやらはどうなっている」
日「プレゼントってなんだよ。教えてもらってないぞ!」
十「俺たちをビーチに呼び出した時にプレゼントの話をしたからだ」
『情報の格差が…w』
ウ「らーぶ、らーぶ!これでちゅよ!慌てないでねー!ちゃんと全員分用意してあるから大丈夫でちゅよ!」
ウサミが取り出したのは、ウサミにそっくりな可愛らしい人形のストラップ。
狛「……何それ?」
ウ「ぷすー、くすくすっ!ウサミストラップでーちゅ!あのね、お腹を押すとしゃべるんでちゅ」
ウサミがストラップを押すと…
ウ(ストラップ)「あたちはウサミ…魔法少女ミラクル☆ウサミ。ちょっぴりスイートなミルキーっ娘でちゅ!」
やっぱ凄いなこの技術。そのまんまウサミの声が聞こえた。
ウ「カワイイでしょ!らーぶ、らーぶでちょ!」
十「…くだらんな」
澪「あーあ、期待して損した…」
花「むしろ期待した自分を恥じちゃうよ!」
ウサミ…言いたい放題言われちゃってるよ。
七「そうかな?意外とカワイイと思うんだけど。特に耳がウサギに似ているトコとか…」
ウサミからすれば天使だよ七海ちゃん。
…次の瞬間には砂浜にはいくつものウサミストラップが転がっていた。皆、受け取るのと同時に投げ捨てていた。
ウ「ちょっと!ゴミで自然を汚しちゃダメ!」
自分で言ってて悲しくないのかな?
澪「ゴミって言っちゃってるじゃないっすか!」
千野「僕はありがたく使わせてもらうね!」
さすが千野。誰にでも優しいね!
そんな千野としょんぼりしているウサミと自分で一緒にストラップを拾い集めた。
ウ「ありがとうございまちゅ。千野さん、純さん」
『別に気にしなくて良いよ。オレちゃんも何かに使わせてもらうね』
純「少しでも役に立ちたいから。僕もかまわないよ」
ウ「うぅ…ミナサン、そんな悪い子だと思いまちぇんでちた。なのでもう一つのプレゼントあげちゃいます」
辺「…ん?まだ何かあるのか?」
ウ「ウサミストラップに比べたら、たいしたものじゃないでちゅけど…<動機>を用意したでちゅ」
ウサミ言い方よ言い方。動機って。
日「ど、動機?」
ウ「そ、ミナサンが仲良くするための動機でちゅ!海と言ったらほーら!やっぱりこれでちゅよね!」
狛「…スイミングバック?」
ウ「ピンポーン!らーぶ、らーぶ!」
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作者名:レド | 作成日時:2022年9月19日 22時