いいタイトルが思いつかなかったということをタイトルにしました。 ページ23
雪池side
「それが何だ。用はそれだけか?」
「あ…す、すまない」
全身が粟立つ。
彼の眼差しに、言葉に、声に、風情に、
美しさに。
そこには政府からの資料にあったような温厚さは全く感じられない。
でも美しいということには違いなかった。
「吹雪、A…」
もう一度確かめるように名前を呼ぶ。
相変わらず無表情だが、その目は忌むように僕を見ていた。
彼が憎む審神者という存在……人間に名を呼ばれることすら嫌なのだろう。
彼の主である存在に怒りが募る。
しかし僕もここで引き下がるわけにはいかない。
いや引き下がれない。
なぜかは分からない、でも
この時を逃してしまったら二度と彼とは話せないんじゃないか…
僕の手では届かない、どこかに行ってしまうんじゃないか…
そう思った。
僕はバクバクと大きく脈打つ心臓を鎮めるように大きく息を吸った。
そして
「吹雪A。君が暮らしていた本丸について教えてほしい」
本題を切り出した。
しかし彼から帰ってきた言葉は僕たちにとってあまりにも重く、残酷なものだった。
「本丸…?本丸とは何のことだ?」
その瞬間部屋の温度が一気に下がったのを感じた。
学校の目の前に家があるって超良くないですか?→←同じ名前だけど他の人への呼びかけに反応してしまった時って切なくなります。
1140人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りす(プロフ) - とっても、面白いです!続きが気になっています! (7月20日 18時) (レス) @page44 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
mina101takahash(プロフ) - 更新求む!!です! (2022年7月26日 0時) (レス) @page44 id: cf0b1bdfba (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです!ゆっくりで大丈夫なので、更新お願いします! (2021年11月9日 22時) (レス) @page44 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
銀麗(プロフ) - あれ・・・?終わり??間違えたのかな? (2020年11月30日 18時) (レス) id: ed08644693 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - 読ませていただきました。とっても面白いかったです。けど、え、終わり?ゆっくりでいいのでできれば更新してほしいです。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: e95b77a21e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねむ。 | 作成日時:2018年6月30日 0時