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俺結構叫んでる回多いんですけど、アレ割と疲れるんですよね。 ページ13

貴方side


俺のすぐ近くに腰を下ろした加州とやらは、心底安心したように話を始めた。


「阿津賀志山で倒れてる君を見つけてね、ここまで運んできたんだ。君ったらすごい怪我しててさー」


あ、怪我。


そういえばと俺は腹や肩に手を当てた。


「治ってる…のか?」


あんなに怪我をして、意識も失うほどだったっていうのに今は痛みの一つも感じない。


ついでにサイドテーブルの一件でできた痣も消えている。


特に治療痕もないし、傷跡や包帯を巻かれている様子すらない。


「何で…どうなってるんだ…」


思わず漏れた言葉に加州は「?」と首を傾げた。


「何でって…それは主が君の手入れをしたからだよ?」


「手入れ…?」


なんだそれ。


手当ての間違いか?


さらに深まった疑問に首をひねると彼は目を大きく見開いた。


え、何、知らないとかやばいみたいなそういう感じ?


え、なんかごめん。謝る。


「あ、あのね?手入れっていうのは、本体に打ち粉を打って拭い紙で拭うっていうのをくり返して綺麗にしてもらうこと。それで俺達刀剣男士も元気でいられるって訳ね。…やっぱり知らない?」


コテンと可愛らしく首傾げる彼。


それに対して俺は相変わらずカッコつけけたい症候群を発揮しながら、彼の投げてくる変化球を無理矢理受け取り、何とか会話のキャッチボールをする。


「あぁ…初めて聞いた。」


そう頷く俺を見た加州は、またもや目を見開いて俺を凝視した。


「そっか…」


そしてそう言ったっきり何故か悲しそうに俯かれてしまった。



……。




いやなんで!?


普通になんで!?


てかやっぱりこの人何言っているか分かんないんだけど!?


本体?


刀剣男士?


え、何、もしかしてどっかの方言か何か?


誰かヘルプミィィィィィ!!!


俺に語彙力をぉぉぉぉぉ!!!


理解している風に話している割には理解できず、脳内パニック中の俺。


「あ、そうだ。」


そんなこんなで悶々としていると、彼が思い出したように口を開いた。


「君が起きたら主の所に連れてくように言われてるんだった。」


主?


「というわけで主の所に一緒に来てもらえる?」


さも当たり前かのように俺に問いかける彼。


ちょ、待てよ(キム○ク風)


主…。


主に会うってつまり…


加州のボスかなんかに会うってことだよな?









なにそれクソ怖ぇじゃん!?

沈黙でも苦しくない人とヤバイくらい気まずい人っていますよね。→←自分がどこにいるか分からないときって怖くないですか?



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りす(プロフ) - とっても、面白いです!続きが気になっています! (7月20日 18時) (レス) @page44 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
mina101takahash(プロフ) - 更新求む!!です! (2022年7月26日 0時) (レス) @page44 id: cf0b1bdfba (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです!ゆっくりで大丈夫なので、更新お願いします! (2021年11月9日 22時) (レス) @page44 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
銀麗(プロフ) - あれ・・・?終わり??間違えたのかな? (2020年11月30日 18時) (レス) id: ed08644693 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - 読ませていただきました。とっても面白いかったです。けど、え、終わり?ゆっくりでいいのでできれば更新してほしいです。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: e95b77a21e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむ。 | 作成日時:2018年6月30日 0時

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