こんのすけって何気に可愛いですよね。 ページ11
雪池side
霊力で傷を癒した後、彼に服を着せ直し、布団を掛けてやった。
とりあえず治療を終えた僕は部屋をあとにしようと手入れ部屋の障子を開けた。
するとそこには心配そうな顔をしながら待っていた清光達の姿があった。
「主、あの人は…？」
「あぁ、もう大丈夫だよ」
僕は出来るだけ優しく微笑んだ。
そしてまだ彼の痣や他の傷のことは言わないでおくことにした。
そっか…と彼らは安心したように顔を綻ばせる。
彼らを安心させ、部屋に帰ったのを見送ると僕はこんのすけの名を呼んだ。
「こんのすけー」
すると、ぼふんという音とともに煙の中から狐が現れた。
「審神者様！なんでございましょうか？」
僕はこんのすけの頭を撫でながら、障子の方へと目を見やった。
「彼の詳細を調べてきてもらえないかな？」
「彼…でございますか？」
こんのすけは「失礼致します」というと障子の隙間から中を覗いた。
「お怪我をなさっているのですか？」
「うん。重傷で倒れてるとこを本隊が見つけてね」
少し眉根を下げて答えると、こんのすけも耳をしゅんっとさせた。
「そうでございますか…」
狐はみんなそうなのか、思っていることがすごく分かりやすい。
「そういうわけでこんのすけ」
僕はもう一度こんのすけの頭を撫でた。
「彼の情報を頼んだよ」
「承知いたしました！私にお任せ下さい！」
こんのすけは、さっきまで垂らしていた元気に尻尾をピンっと立たせると、またぼふんという音とともに煙が現れ、姿を消した。
「もう大丈夫だからね」
僕は誰にいうでもなく、そっと障子の奥にいる彼に向かって呟いた。
自分がどこにいるか分からないときって怖くないですか？→←思い込みは良くないですけど仕方ないこともありますよね。
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りす(プロフ) - とっても、面白いです！続きが気になっています！ (7月20日 18時) (
レス) @page44 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
mina101takahash(プロフ) - 更新求む！！です！ (2022年7月26日 0時) (レス) @page44 id: cf0b1bdfba (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - こんばんは！とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね！続きが読みたいです！ゆっくりで大丈夫なので、更新お願いします！ (2021年11月9日 22時) (レス) @page44 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
銀麗(プロフ) - あれ・・・？終わり？？間違えたのかな？ (2020年11月30日 18時) (レス) id: ed08644693 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - 読ませていただきました。とっても面白いかったです。けど、え、終わり？ゆっくりでいいのでできれば更新してほしいです。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: e95b77a21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ。 | 作成日時：2018年6月30日 0時
