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「おあがりよ！」
たっぷりとコーティングされた卵は奥深い味をだしている
薙切えりな試験官が二口目を食べようと箸を伸ばす
「二口目いっちまうの？1口だけって聞いた気がするけど」
創真君はたまに凄い発言をすることがある
だんだんと赤くなっていく薙切えりな試験官
「何か文句あります？」
「冗談だってば、ゆっくり食いな」
ダンっと机を叩く薙切えりな試験官とその表情を見て笑う創真君
凄い場面だ
「…『煮こごり』…ね？」
確信したように発した言葉に緋沙子さんはまだ分からないような微妙な表情をしている
「大正解！この四角いのは手羽先の煮こごりだ！」
煮こごり…ゼラチン質の多い肉や魚の煮汁が冷えてゼリー状に凝固したものってことは
「手羽先を鰹だし、酒、薄口醤油で煮込んで手羽のゼラチン質を旨味を抽出しこの煮汁を冷やして固め細かく切ったって所かな」
その瞬間2人はﾊｯとひた表情をし、創真君が調理した台を見た
彼が大鍋で作っていたのは煮こごりだったのだ
「熱々ごはんにふりかければ、溶け出した手羽の煮汁が卵そろぼりぷるんと絡みつく！」
鶏肉の旨味が溶け込んだ濃厚なスープ
それは試験官が今までみたことがない料理
ありふれた料理でも創意工夫で逸品に変わる
「これがゆきひらの料理だ！」
遠月学園は一流料理人達の聖域
そんな所に彼が入ったらきっと面白いことになるに違いない
「確かにウチはちっこい定食屋だし、アンタが食の上流階級なのも本当なんだろーね、だけどさー上座にふんぞり返ってるだけじゃあ作れねー物もあるぜきっと！」
腰が抜けている薙切えりな試験官
そしてそれを尻目に語る創真君
後ろで心配そうに薙切えりな試験官を見つめている緋沙子さん
そして、笑みを浮かべている僕
「ゆきひら流ふりかけごはん美味いか不味いか言ってみな！」
涙が今にも零れそうな表情の薙切えりな試験官が下した結論それは
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152339(プロフ) - 神城マリアさん» すみません……番号をつけ間違えていました。教えてくださりありがとうございます！ (2020年2月27日 14時) (
レス) id: 311a789bab (このIDを非表示/違反報告)
神城マリア(プロフ) - 23話がないのですが非表示にしていませんか？それとも間違えているのでしょうか？確認、お願いします。 (2020年2月27日 13時) (レス) id: 72d54c6370 (このIDを非表示/違反報告)
152339(プロフ) - アニメ大好きwomanさん» ありがとうございます！基本的に停滞期な私なので長く更新出来ないですが、少しでも更新出来るように頑張ります。 (2019年12月17日 18時) (レス) id: 311a789bab (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっても面白いので早く続きが読みたいです！ (2019年12月16日 13時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
152339(プロフ) - EMIKOさん» わかりました。でしたらこちらから絵が投稿されている作品をご紹介しますので教えてください！ (2019年12月11日 16時) (レス) id: 311a789bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：152339 | 作成日時：2018年10月31日 22時
