15久々アキハバラ(変更しました!) ページ15
ジン「で、今日は何をしにアキハバラまで行くんだ?」
電車に揺られながら、一番最初に口を開いたのは海道ジンだった。
『・・・LBXの部品を買いに。』
半ば強引に送り出された私は、現在あまり機嫌が良くない。
久々のアキハバラ、一人で堪能しようと思ったのに・・・
別に海道ジンが嫌いな訳じゃない。
”秒殺の皇帝”は、私が昔から憧れて、目指していたプレーヤー。
それがいきなり仲間として一緒に戦うなんていったって、頭が付いて行かないだろう。
ジン「A・・・?」
海道ジンに名前を呼ばれてハッと我に帰る。
ジン「着いたぞ。」
電車はいつの間にかアキハバラに着いていて、私は慌てて電車から降りた。
@アキハバラ
大通りは人が溢れ、昔と何一つ変わらない風景が広がっていた。
大きなLBX大会も、路地裏でやった小さなLBXバトルも、今では良い思い出だ。
馴染みの道具やへ続く細い路地に入った時、背後から懐かしい声が聞こえた。
?「おや・・・"白き死神"じゃあないか。」
『!・・・』
私をその名前で呼ぶ奴なんて、アイツしかいない。
振り返ったその先には_____
『ダイキ・・・!』
昔この辺りでよくLBXバトルをしていた奴だ。
会うのは・・・2年振りくらいだろうか?
ジン「仙道・・・?どうしてお前がここに。」
突然現れたそいつに、海道ジンはいぶかしげに見つめた。
こいつのことだ。
どうせ強い奴でも探してウロウロしていたんだろう。
仙道「ハッ・・・別に俺がどこにいようが勝手だろ?そういうあんたらも、こんな所に何しに来たんだ?随分珍しい組み合わせじゃないか。いつの間に知り合ったんだい?」
棘のある言い方のダイキを戒めるように、軽く睨む。
『お前には関係ないだろう。』
海道ジンはダイキの言葉が気に入らなかったようで、ダイキを睨みながら静かに口を開いた。
ジン「そういう君こそ、Aとどういう関係だ。」
え、そこ?
私とダイキは知り合いと言っても、私自身こいつのことはあまり好きではない。
・・・妙に慣れ慣れしいし。
海道ジンの質問に対して、ダイキはニヤリと口元を緩めると、私の手を引いた。
『わっ!ちょっ・・・』
バランスを崩した私は、ダイキに肩を抱かれるような形で止まった。
これは・・・かなりマズい体勢な気がする。
目の前には、表情の凍り付いた海道ジンが見えた。
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あくび娘 - 続きが気になります!更新頑張って下さい!! (2015年1月17日 20時) (レス) id: 7e2f9e3de1 (このIDを非表示/違反報告)
天亞(プロフ) - 続きが凄く気になります(o^∀^o)
(2014年7月13日 17時) (携帯から) (レス) id: 07f13ec6ff (このIDを非表示/違反報告)
淡狼(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!全然更新できなくてすいません>< (2013年12月21日 19時) (レス) id: 898b29761e (このIDを非表示/違反報告)
りん - おもしろいです!続きが気になりますヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2013年12月16日 23時) (レス) id: b9d101cf70 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 瞻歌さん» うわあ、面白いだなんて!ありがとうございます! (2013年8月11日 13時) (レス) id: 898b29761e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:淡狼 | 作成日時:2013年4月3日 14時