ツンデレな無一郎君壱【鬼滅の刃】

27話* ページ37

Aside

時透「おはよ、A」


『おはよ〜。私、ちょっと自分の屋敷に戻って着替えてくるから待ってて』


時透「分かった」


私は急いで自分の屋敷に戻った。


私は姉さんから買ってもらったとても綺麗な着物を着た。


『よし、行こう』


もちろん、きちん万が一のために刀も持っている。


蜜璃「あら、Aちゃんじゃない〜。そんなに急いでどうしたの?」


『今日、時透君とお出かけするですよ〜』


蜜璃「あら、そうなの?いいわね!キュンキュンするわ!でも、お化粧はしないの?」


『自分でしたことがなくて……』


蜜璃「じゃあ私がしてあげるわ!」


甘露寺さんは、そう言って私を屋敷に案内し、お化粧をしてくれた。


蜜璃「あら可愛い!やっぱりAちゃんは元がいいから可愛いわぁ〜」


『そっ、そんな、可愛いだなんて。有難いですが、私は甘露寺さんの方が可愛いと思いますよ?』


蜜璃「ありがと〜!あら、もう行った方がいいんじゃない?」


『そうですね。ありがとうございました!』


私はそう言って時透君の屋敷へ向かった。


『時透君〜、遅くなってごめん』


時透「いいよ、別に」


時透君は私の姿を見た途端、瞳を見開いた。


時透「どうしたの、それ」


『甘露寺さんにやってもらったの。どう………かな?』


時透「悪くはないんじゃない?」


『ふふっ、ありがと』



私達は色々なお店を回った。



『ん〜、やっぱり甘味処は最高だね!』


時透「そう?喜んでくれたならよかった」


「ご注文のみたらし団子をお持ちしました。ふふっ、仲が良さそうですね。恋仲か何かですか?」


『こっ、恋仲なんて………そんな……』


顔に熱が集中するのが分かる。


時透「…………」


「あらあら、そうでしたか。それは失礼しました」


『ねぇ、時透く……』


時透「そうだよね。僕とAが釣り合うはずないもんね。それに僕、Aと恋仲なんて嫌だからね」


『……………とき………とう、君?』


時透「さっさと食べれば」


甘くて美味しいはずのみたらし団子は、何故かとても味気なく感じた。


時透「食べたなら、さっさと行こ」


ここは、1つ言わなくては………。
　

『ねぇ、時透君………その、ごめんね』


胡蝶さんから、喧嘩したときは上目遣いで謝るといいと聞いたので、その方法通りにやった。


時透「ｯ!!………別に。Aが謝ることないし」


そう言った時透君の耳はほんのり赤く染まっていた。

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善逸「夢主ちゃんは、隊服がスカートなので、下にたいつを着ているみたいだよ。なんかえろいよね!」

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