ツンデレな無一郎君壱【鬼滅の刃】

20話* ページ25

Aside

そんなこんなで時透君と話をしていたら、もう夕方になってしまった。


烏「カァー。明日ノ任務ハ蛇柱ト音柱トノ合同任務ダー」


えっ。明日も任務なの!?まーじか。疲れるわ〜。まぁ仕方ない。じゃあ行くとするか。


『じゃあもう帰るね〜。もう夕方だし』


時透「え〜、Aもうちょっと居ないの?」


やだやだ〜と、子供のように足をばたつかせてだだをこね、頬をぷくーっと膨らませる可愛い時透君を見て、私は笑ってしまった。


『ふふっ。だーめ。明日任務なんだし!』


時透「仕方ないなぁ。任務終わったら絶対来てね。ぜっっったいね」


『分かった、ぜっっったい来るね』


そんな固い約束を交わし、私は時透君の屋敷を去った。


そして私は藤の花の家紋の家に着いた。


『こっ……こんにちは〜、よろしくお願いします』


宇髄「Aか。派手に遅いじゃねぇか」


伊黒「これだから癸の隊員は……。この前もそうだ……ﾈﾁﾈﾁ」


おっふ。ネチネチ攻撃か。派手柱のことも、ﾈﾁﾈﾁ柱のことも姉さんから聞いていたけど、ここまでとは。恐るべし!柱!

　
『この度は私が遅れるという行為をしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。次回からはこの過ちを繰り返せぬよう、努力いたしますので、どうかお許しください』


必殺!土下座アンド長文謝り!!どうだ!
ﾄﾞﾔｧ。


伊黒「はぁ。本当に心からそう思っているのか?ﾈﾁﾈﾁ」


ねちられること10分後……。派手柱はもうご飯を食べ終わった。

私は正座させられてまだご飯を食べられないでいる。
　
いい加減お腹空いたんだけど。


『だあぁぁ!もう分かりました、分かりましたから!もうねちるのは辞めてください!私お腹空きすぎて死にそうなんです!餓死させるおつもりですか!!』


伊黒「…………」


伊黒さんはとても驚いている。


Aはどうする?


▼逃げる


▽そのまま


▽謝る


▽助けを求める


Aは逃げるを選択した。


伊黒「……食べ終わったら来い。言いたいことはそれだけだ」


それはそれはとても低ーい怖ーい声が聞こえたのだった。


宇髄「お前……派手な奴だな」


『だっえおあかすいてたんですもん』


宇髄「まず食い終わってから喋ろ」


私はその日地獄のような夜を過ごしたとさ。

ちゃんと睡眠時間はとってくれたあたり優しいけど。

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