ツンデレな無一郎君壱【鬼滅の刃】

1話* ページ2

Aside

今日から私は最終選別に残るため、特訓をするそうだ。
　

母「師範の雨宮さんの言うことをきちんと聞くのよ〜」


『はい!』


そして、母に言われた場所に着くと、木の小屋の前に人が立っていた。


『あの……天宮Aです。貴方が雨宮さんでしょうか?』


雨宮「ええ。私が貴方の師範となる雨宮光琳です。よろしくお願いします」
　

師範は優しくて明るそうな人だった。


『よっ、よろしくお願いします』


雨宮「緊張してる?肩の力抜いてね。あ、
でも特訓の時は力入れてね」


緊張してつっかえてしまっている私をフォローしてくれた。やっぱり優しいなぁ〜。


雨宮「もっと力を入れて刀を振って!そんなんじゃ最終選別に残れないよ!」


『はっはい!』


想像していたより遥に特訓は厳しかった。刀は重いのに何千回も素振りをしていると腕がもげそうになる。


雨宮「う〜ん、やっぱり山登りの方がよかったかな〜。 よし、A、山登りしよう!」
　

『はい!』


そうして私は山登りをすることになった。


雨宮「遅い遅い!もっと早く歩かなきゃ!」


小屋から山のふもとまで、師範が走っている。本人曰く歩くだが。


『ｾﾞｪﾊｧｾﾞｪﾊｧ』


私はこんなに息切れしてるのに、師範は汗一つかかずに涼しい顔してる。やっぱり凄い。


雨宮「これぐらいで根をあげてちゃ駄目だよ。さ、早く行くよ」


そう言って師範は山の中へ消えていった。

呼吸を整え、山に入った私だったが、山のそこら中に罠が張り巡らさせていた。


『いった……』


駄目だ。目で見るだけじゃ罠に引っかかる。それにしても何か匂う。あ、これ罠の匂いか。

そうだ!罠の匂いを避けて通ればいいんだ!


上から罠の匂いがする。

私は素早く移動し、罠を避けた。

避けられた!よし、このまま行けば!


でもそう簡単に避けられるはずもなく、空気の薄い山の頂上に着いた頃には私の体力は限界を超えていた。

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キリが悪いですが字数の関係で次の話へ!

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