Diable et une fille (ページ41)

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詠澀話ページ41

「っ…………げぼっ…………っげ……げほっ!?」

「大丈夫ですの!?」

「なんでノエルは平気なの!?」

あの後盛大に管内を爆弾魔によって、破壊された

至るところで火災が発生していて、こちらからすればいい迷惑だ

ところで、何故ノエルと私がこんなに身体の状態に差ができてしまうのだろうか

現状からすれば四肢がまともに生えていないノエルの方が辛いはずなのに

「お姉さまが、火に突っ込んでいるからですわ!!馬鹿じゃありませんの!?」

「だって純粋にあの爆弾魔、腹が立つ!!」

そう、まぁ、理由は自分でも理解していた

そしてその理由がどれほど自分勝手なものかということも

それでも怒りは収まらない

ノエルは対して爆弾魔に対して怒りを覚えていないから、冷静に行動できているのだろう

「あぁぁぁぁぁ、もう!!!」

「ともかく！早く行きますわよ!!!」

「……………………」

「ほら！」

露骨に嫌な顔を浮かべている私の腕を勢いよく掴みながら、走り出すノエル

私はと言うと次会った時にはぶん殴ってやるという気持ちで頭がいっぱいだった