参拾禄話 ページ37
「危なっ…………!!」
侵入してそうそう死ぬかと思った
扉を開けた瞬間、ドローンが私達の前を通りすぎた
私達に気付くことは無かったが、タイミングを間違えていたら見つかっていただろう
たが、運がいいのかドローンは一体しかいない。それに加えて警備員達は突然の侵入者に戸惑っているようで
ドローンにさえ気をつけていれば、ここの警備は突破できそうな感じだ
「準備はよろしいかしら。お姉さま」
「うん」
「顔色が悪いですわ。無茶だけはしないでくださいまし」
はーいと適当に返事をして、ノエルの後に続く
「きっともう少しですわ」
ドローンのゆるゆる警備をくぐり抜けた先には地下へと伸びる階段
そこを下っていくと、薄暗い廊下へとたどり着く
人の気配がまるでしないのは、ここがきっと特別な独房だから
普通の囚人はこんな所に入れられないからだろう
道なりに沿って進んでいくと、明らかに他の独房と違う扉があった
ノエルとアイコンタクトでここがボマーの独房だろうと会話する
ノエルがリッパーに貰ったカードキーで、その扉を開けた
少しずつ進んでいくとボマーと思しき人物と看守が話していて
私とノエルは底で立ち止まってこそこそと話をしていた
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ココロ(プロフ) - 続編に移れません、、、。今準備ちゅうだから、とかですか?続き楽しみにしてます。 (2019年1月31日 9時) (レス) id: ab8077af61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沢村姫華 | 作成日時:2017年4月2日 14時