Diable et une fille (ページ36)

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参拾伍話ページ36

「案外こういう所にいたりしてなぁ！」

私達のいる所の逆の場所に向けて、銃を発砲したようた

次ここに来たら私達はオワル

「「……………………っ」」

私の服の裾を握っているノエルの頭を撫でながら、最悪の為に刀を作り出す

「おいそんな所にいるわけないだろ。大体そんな所にいれば苦労なんてしない」

「へーい」

コチラに足音が近づいてきて、構えようとしたがもう片方の警備員によってそれは無用となった

ピとカードキーを使用して、扉が開いて閉まる音が聞こえる

本当に誰もいなくなったので、私は盛大に息を吐き出した

ノエルと安心しきったような表情を浮かべている

「さ、さぁ行きますわよ」

「ん」

そういってノエルは扉の前までやって来たのだが、扉に耳を当てて一向に開けようとしない

早く開けないのかと聞けば、中の音を聞いていると怒られてしまった

ピアノをずっとやってきたノエルは音に敏感らしく、中の様子が大体分かるらしい

ピアノをやってこなかったというか挫折して諦めたことに今まで後悔したことは無かったが、そんなことに役立てるのならやめなきゃ良かったのかもしれないと思った