参澀話 ページ31
「お姉さま!?」
「A!?」
ノエルとカロンの声が近くにいるはずなのに、遠くに聞こえる
背中を起点として全身に広がるのは、経験したことのない痛み
気を抜いてしまえばすぐに意識が飛んでしまうほどの
隣には私と同じような症状のリッパー
いくら身体強化をしている私達に、これ程の痛みを与えたのは___________
話は数分前のこと
ノエルの話を聞き、素直に現状を受け止めた様子のリッパー
傷が治れば彼も私達の復讐に手を貸してくれるだろう
リッパーは少しずつノエルには歩み寄っていく
無論それは攻撃とかそういう類のもののためではないので、私もカロンも止めはしない
___________________だが、
「………………え………?」
その瞬間にリッパーの背後に大悪魔シーザーが現れ、彼を切りつけた
あのリッパーが反応出来なかったのだ。余程の速さなのだろう
そしてその大悪魔を従える契約者ジリアンは、リッパーをゴミのような目で見ていて
これ以上の被害を避けるために私はシーザーに攻撃したが、まんまとやり返された
「キミも、お姉さんらしいけどノエルには近づくな」
「っ………………くそっ…………」
言い返そうにも口は動いてくれなくて
私は意識が薄れていくのを感じた.__________
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ココロ(プロフ) - 続編に移れません、、、。今準備ちゅうだから、とかですか?続き楽しみにしてます。 (2019年1月31日 9時) (レス) id: ab8077af61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沢村姫華 | 作成日時:2017年4月2日 14時